恐れていたことが起きてしまった、わけなのでした。

好きな人の好きな人が私の親友。

少女漫画みたいな結末に笑ってしまいたかった。

ああ、あたしがみてきた君の瞳には

いつもあたしの横にいたあの子がいたんだなあ

あたしを通り越しえて、あたしの肩越しに

あのこ、キラキラ輝く細くて可愛いあのこが。

あの日のこと鮮明に覚えている、

なんと思ったかっていうと「ああ、やっぱり」

なんで、どうして、って感情より

納得の気持ちが大きかったかなあ、と。

友達に「失恋した」ってメールをして

皆からの返信「なんで?」「ウソ?」「は?」

あたしより皆がびっくりしていて

あたしはなぜか冷静にその事を眺めていた

どうにも泣けなくて

なんか、かなしいとかなんというか悔しかった。

好きなのに叶わない事実や

うぬぼれていた自分が

親友を信用しきっていた自分が悔しかった。

そうなんだ、ああ、ふうん。

頭ではそういっていた、心は分からなかった。

その夜は友達とずっとメールしていた。

あたしが、泣けないと言ったら

友達が泣きそうだ、って言った。

自分の不甲斐なさに泣きそうになっていた友達

あたしを思ってないてくれた友達が

すごくすごく好きになった。

こういう友達を増やそうって思った。

次の日の朝、ずっと応援してくれていたクラスメイトの

男子のメールを見て、やっと、泣いた。

「いつもの元気な君で」

いつも、元気なんだな、あたしは思った。


次の日、親友だった彼女は学校を休んだ。

本当に休みたかったのは

あたし、もしくは彼だったはずなのに。


あたしは彼を見れなかった。

つらかった、もう目があっても喜べない、

ずっとうつむいていた自分。


その、あたしを思って泣いてくれた友人が

「彼、すごい成のこと見てるよ。見る度「ああ・・」って顔してる」


あたしを見る度に、何を思うの?

「ああ、やっぱり俺のこと好きだったんだ」って罪悪感?


罪悪感を感じるくらいなら見なくていいのに。


なに考えてるんだろうか?


きっとずっとわからないままで

きっとずっと諦められないままで







トモダチもたくさんできてわたしは大人になっていった

知らないこと知りすぎてパンクしちゃうかなって

思っただけ、実際はそんなこと全然なくて

自分の脳みその容量に驚嘆し、悲嘆した、ような

そんな毎日、やることやりたいことやらねばいけないこと

やれないことやりたくないこと

たくさん、たくさん、たくさんに埋もれt生きている私は

今日も空を見下ろすんだ

したから、見下ろすんだ、空を

赤い空も青い空も灰色の空も全部ひとつの空で

それでもって自分の小ささに

行き場のない感情を空に投げてみても

やっぱりなにも帰ってこないのは


好きなんだなあ、とおもった

たとえば、2日会えなくて、

それでも大丈夫で

5日会えなくて、寂しくなっても

10日目にはそれが当たり前になっていて

30日目には、

つまり、いいたいのは

約40日目に会うわたしたちは

なにかが変わっているんだろうし

なにも変わっていないんだろうけど

やっぱり好きなんでと思う

会えない、会わない、その時間で

あなたが1回もわたしを想わなくて

あたしが100回あなたを想って

あたしの想いが重くても

たとえあなたがわたしじゃなくて

あのこのこと100回想っても

それを知っても

きっとあたしはあなたが好きなの

あなたの横に

かわいい彼女がいて

あなたが幸せそうでも

あたしはあなたを嫌いにはなれないの

そんなに、好きなんだって


夏、はじまる





書くの遅くなっちゃいました。



結果は目標に届かず優秀賞だったけど

1組本当に大好きになりました


本番前日のあのクラス状態のままじゃ

優秀賞すら取れなかったと思う

あのときの玲奈や会長のひとことや

真面目にやってるみんなが

注意しあえてたから良かったと思う!


本当に結果は悔しいけど

賞じゃないなにか大切なものも

手に入れたと思います


本当に1組でよかったなあ