午後休をとって日本橋に来た目的は、豆大福の他にもう一つありました。

コレド室町でにんべんが運営しているレストラン「だし場はなれ」での昼食です。

人気店ですが、平日のランチタイム終了近くの時間だったのでスムースに入店でき、ゆったりと安心して食事をとることができました。

注文したのはだし炊き込み御膳。
月替りの炊き込みご飯の具材は蟹です。
注文後に炊いてくれるので、待ち時間が少しあります。



おぼろ昆布の吸い物、切干大根煮、ひじき煮、卯の花、香の物と、デザートに和三盆糖のブラマンジェがついています。

炊き込みご飯は途中で食べ方の変化を楽しめるように、ふわふわに削られた削り節と出汁のポットが添えられていました。

全てが美味しかったのですが、とりわけ印象的だったのが、家庭料理で食べ慣れたふだんの惣菜がごちそうレベルの美味しさだったことと、ポットのだしが意外と淡くて控えめな香りと味だったことです。

何となく、良いだしは鰹節の香りと味が際立った一番だしと思ってきましたが、素材の味を活かすにはこのだしぐらい風味がよいのかもしれません。

どんな体調のときにも飲むことができるような、どんな料理にも使えるような、控えめでやさしい旨味のあるだし。

ふだんのおかずをご馳走にしてしまう出汁の力はすごいと思いました。

サーチ 日本橋だし場はなれ