『羊と鋼の森』
監督: 橋本光二郎
主演: 山﨑賢人
2018年公開
《ストーリー》
雪の舞い降りる日、放課後の誰もいない暗い教室で、外村直樹は高校卒業後の進路についてぼんやりと考えていた。
通りがかった教師から、来客の案内を頼まれた外村は、調律でグランドピアノの音が生まれ変わっていく様を目の当たりにし、卒業後の進路を心に決める。
調律師養成の専門学校で2年間学んだ後、外村は故郷に戻り、楽器店に就職する。そこは彼が調律師になることを決心するきっかけとなった、ベテラン調律師の板鳥宗一郎が働く店だった。
新人調律師の外村が人として、調律師として、悩み苦しみながら、一歩一歩成長していく姿が描かれた美しい作品です。
冒頭のシーンから、心奪われてしまいました。
調律で生まれ変わっていく音を、外村か目の当たりにしたときのシーンは素敵すぎて、そこだけ何回も繰り返しリピートしてしまったほどです。
辻井伸行さんのピアノも外村さんの故郷の森も、瑞々しくキラキラ輝いていて、心が洗われます。
一見平凡な毎日の中にある、人の様々な思いや感情が丁寧に描かれているのは、宮下奈都さんの原作らしいと思いました。
原作本はまだ読んでいませんが、これから読んでみたいと思います。
映画の美しい自然やピアノの旋律は、言葉ではどのように表現されているのだろうと思うだけで、とてもワクワクします。
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予告編
https://www.youtube.com/watch?v=cVmuY0DZSlk