『マイ ビューティフル ガーデン』

 監督: サイモン・アバウド

 主演: ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ

     トム・ウィルキンソン

 2016年公開 

 

《ストーリー》

ベラ・ブラウンは赤ちゃんのときに箱の中に入れられて公園に捨てられた。孤児院で育ち、今は庭のある戸建ての家を借りて暮らしている。図書館で働いているが、いつか作家になりたいという夢を持っている。

 

極端な潔癖症で、秩序を好み、全てが整然と整えられていないと落ち着かないベラは、自然や植物が苦手で、庭も荒れ放題になっていた。

 

隣人のアルフィーは、美しい庭を愛する偏屈な老人。隣の庭が荒れきっていることが我慢できず、ベラの存在が疎ましく思っていた。


ある日ベラが原因で、アルフィーは雇っていた料理人を衝動的に解雇してしまい、後悔の毎日を送ることに。

 

一方ベラは、一ヶ月間で庭を美しく整えられない場合には退去するようにと、不動産管理会社から宣告されてしまう。

 

今はベラの家で働いている料理人を取り戻したいアルフィーと、家を出たくないベラは、反目しあいながらも、協力して庭づくりをすることになり…

 

映画映画映画

 

映画館で観て当時大好きだった『アメリ』を思い出しました。

雰囲気がよく似ているなと思っていたら、監督は『アメリ』を意識してこの映画を製作したとのこと。

評論家の間では賛否両論あった映画だそうです。


確かに『アメリ』のイメージとダブります。けれど、『もどき』などでは決してなくて、一本の映画として、私はとても素敵だと思いました。

 

ガーデニングについてのアルフィーの言葉からは、庭づくりにとどまらず、人生の機微に通じる深い意味が感じられます。


ガーデニングやイングリッシュガーデンに興味がある人や『アメリ』が好きな人にはもちろん、関心がなくても楽しめるヒューマンドラマです。

     

 

映画 予告編

https://eiga.com/movie/86134/video/