料亭で仕事をしているときにお客さんの車を移動してくれと頼まれることがあります。
普段軽四しか運転してない私に渡される高級車のキー。ボルボ、ジャガー、ポルシェ等、私の人生にきっと縁がないだろう車をめっちゃ緊張しながら動かしています。
正直怖いんでやりたくないで、できれば私に頼まないで欲しいところだけど、他にできそうな人いないし、しょうがないです。はぁ。
大体まずどうやってエンジンをかけたらいいかで悩む。いや、冗談ではなく本当に。
エンジンすらかけられないなんて、もう運転免許を返還しなきゃいけないんじゃないかと思っちゃう。
知らない人の車の運転席に乗り込んで、あんまり車の中をジロジロ見ちゃダメだろうと思いつつ、それでもエンジンスターター、サイドブレーキ、シフトレバーを探すのにかなり挙動不審な動きをしている気がします。
そんな中、
先日移動してと頼まれたエルグランド。
乗り込んでまずペダルが遠いぞと思いつつ、シートを動かすのも戻すのも、それらをどうやるのかも探るのが面倒だったので浅く腰掛けつつエンジンスタート。
ブォォォォォォォォー!
とエンジンスタートと共に勢いよく出てきたのは運転席に真っ向、強力な冷風。
強い寒気がなだれ込み12月並の寒さとか言われてるこの時季に、ふと見るとエアコンの設定温度が”18℃”だった。
いやいや、真夏でも18℃にしたことないわと思いつつ、あとで女将さんに車の持ち主について尋ねたら「すっごいデブ」と期待通りの答えが返ってきた。
私は裏方の仕事なのでお客さんにお会いすることはほぼないんだけど、勝手にどんな人か想像してしまった。
最初に渡されたバーバリーのキーケースが、なんだか汚いなぁーとか思った時点でいろいろ察し始めてしまったんだけど。
ま、高そうな車ってやっぱり色々装備もしっかりしてて駐車もバックモニターで確認できるし、私のような挙動不審な運転者にも安全です。
でも私はやっぱり助手席がいいな。