何も見えてない
時々鏡に映る自分の顔すら疑いたくなる
寝るはあんまり好きじゃない
覚めたら全部消えてそうだから
そもそも全部ってなに?
昨日までの記憶だって本当は存在してないかも
全部夢みたいに
そんなことを思い耽りながら
いつも通りグラスを傾けながら灰皿に煙草を押し付ける
人に会わなきゃな
多分あれだ
人に触れると、その触れたとこから自分の輪郭が出てくる感じ
言葉を貰うとその言葉が体全体を包み込んで自分の存在がより濃くなる感じ
やっぱり言葉にして表現するのは難しいか
カーテンはいつも半分開けて寝る
起きた時日差しが眩しいと、
目覚めた瞬間にまだ生きてるって太陽に教えられるから
いつもより勢いよく玄関から飛び出してみる
絡み付いてくる"否定"を振り切るように
「おはよ」
いつもの顔
良かった、まだ昨日の続きを生きている
多分
コーヒーの為に器があるのか
器の為にコーヒーがあるのか
言葉が浮かんですぐ消えた
そんなの決まってる
コーヒーが無きゃ器はいらない
器が無きゃコーヒーはいらない
