今日は、母の月参りでした。
12月――、わたしが30歳になるちょうど1週間前に突然逝ってしまった母。
母との日々。29年間のおつきあい。
なかなかさよならできないよ、おかあさん。思い出の箱は、まだ開けることができない。
そして今日ーー、七尾美術館にて榎本友康先生の遺作展最終日でもありました。夫と3人の子どもたちにお供してもらい、まずはすき屋へ。
350円の牛丼に、うれしそうな子どもたちの笑顔。
姉ちゃんたち、なんかいっぱい一生懸命にしゃべっとる。だけどパパが一向に返事しないので怒っとる。
いつもの私んちの光景。ありきたりの光景に、こんなにもほっとする。いつもなら、いらっとするはずの騒音と噛み合わなさと。
榎本先生の作品の数々。
かわいらしい色彩や、モチーフ。静かな絵。穏やかな絵。
先生の描いた空は、あんまり素敵でため息が出た。
お会いしたかったな。どんなものを見て、どんなことを思うのか、聞いてみたかったな。
今日のひとコマ。
遺作展のパンフレットと、先生の奥さんからいただいた先生の作った陶器の器と、すき屋のお子様セットについていたパズルと。ひとりよがりで、みそくそな今日のひとコマ。