いつも読んでいただいて感謝します。

       新しい年を待っています

いろんな動物の動画を
朝の情報番組で観る事があるのですが…

ある日
子牛が、バケツいっぱいのミルクに
頭ごと 突っ込んで飲んでいる
映像が流れました。


息ができないから
時々 顔をバケツから出しますが
また頭からバケツに突っ込むのです。

その仕草に
初めは笑っていたスタジオの
人たちも

何故、普通にぺろぺろ飲まないの?
と、不思議そうに聞きました。


その疑問の答えは

子牛は母牛の乳房を
感じてお乳を飲むのだけれど
それがバケツだと
底に自分の口がつくことで
母親の乳房に触れているような
気がするのだろうと…

一人のコメンテーターが
「  母親の乳を直接 飲ませてあげたら。」
と言うとキャスターが
「 子牛の飲んでいるのは
     人工乳だから…」と答えていました。

子牛が本能で
何とかお母さんの乳房を
感じたくて
バケツの底に口をつけて
「 あぁ、これがお母さんのお乳なんかな 」
もし、そう思っているのなら
人間のしていることに
心の底から私は怒りが湧きます。


母牛は子どもを産んで
私たち人間に「 牛乳 」を
与えてくれます。

少なくとも
テレビに映った乳牛は
人間のためだけに乳を出しています。
子牛に母乳は与えられないのです。

母牛は自分の産んだ
子牛とすぐに引き離されます。
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少しでも早く搾乳したい。
それだけを人間は考えています。

子牛を取り上げられる
母牛の気持ちなど関係ありません。


次から次からと
人工授精で妊娠する母牛たち。
よく出産の時、人の手で引っ張り出すのを
映像で見せていますが
「 繋ぎ飼い 」が普通の日本では
運動が足りないために
筋力がなく自力で出産が出来ないのです。
(放牧されている牛は自力で出産ができます)

   随分 お顔が穏やかになってきました(テトちゃん)

乳牛は何度か出産を繰り返し
乳の出が悪くなると
肉牛として処分されます。
出産を繰り返しているので
肉としてはランクは低く
ペットフードになったりします。

「 人間は動物から搾取しすぎます。」
というコメントをいただきましたが
本当に
与えることは最小限
搾取することは
最大限ということです。

          カーテンの向こうに

【  お金  】というものが
人間社会に現れた時から
どれだけの諍いが
起きたのでしょうね。

生まれてきた時は裸です。
死ぬ時も何も持ちません。

人も人以外の生き物も
それは同じです。

それでも
人間に「考える力」と「お金」を
神様が与えたことは
なにか大きな意味があったはずです。

「考える力」を
動物から搾取することに使うのではなく
動物をお金儲けの道具とするのではなく

どうしたら
共に生きていけるのか
どんなふうに彼らに
還元していったらいいかに
使って欲しい。

何度も同じことを書いていますが
来年も  そのまた次の年も
何も変わらないのではないかと
空虚な気持ちばかりが続いています。


今年 最後のブログとなりました。

拙いブログでしたが
読んでいただいた方々に
心から感謝申し上げます。

来年もまた動物たちの
話を綴りたいと思います。