いつも読んでいただいて感謝します。
           不定期ですが動物園のことを書いています。

10月のことですが

                               今年8月撮影  「テイマーくん」
国内で唯一の
タスマニアデビルが
亡くなったという記事がありました。

国内で唯一ということは
この子は
日本中探しても
仲間はいなかったということです。
       タスマニアに棲息する固有種  絶滅危惧種


兄弟で2017年に
日本にやってきましたが
今年の1月  その兄弟も亡くなりました。
残された「 テイマー 」も10月には
自力で立てなくなり
安楽死となりました。

オーストラリアから
保全プロジェクトの一環として
やってきて
兄弟、ふたりぼっち。
そして最後には
たったひとり
仲間と出会うこともなく
異郷の日本で
安楽死です。

タスマニアの草原で
草の匂いに包まれて
仲間と暮らしていたのか
お母さんに遊んでもらっていたのか

兄弟で
異国の地へ来て
ふたたびタスマニアの地を踏むことなく

7年の生涯を閉じました。


よく人は言います。
『  自分がされて嫌なことは
      人にしてはいけません。』

では動物の嫌がることは
どうでしょう。
動物の嫌がることは
してもいいのでしょうか…。

もしも  あなたが
まだ幼い時に
両親から引き離されて
遠い異国に連れていかれたら

あなたは
泣きませんか?

食べるものには
不自由しないけれど
優しい飼育員さんも
いてくれるけれど

それを
幸せと言って良いのでしょうか。


上野動物園にも
日本で  たった一頭飼育されている
動物がいます。
マダガスカルマングースの「フォッサ」
マダガスカル固有の種です。

遙か彼方マダガスカルから。
つがいで来て繁殖が期待されましたが
メスが死亡してからは一頭で暮らしています。


食物連鎖の頂点に立つ
そう書かれています。
肉食獣です。

今では
与えられた肉だけを食べています。

狩猟や害獣として駆除されて
今は絶滅危惧種。
そのフォッサの餌は
駆除された鹿肉です。

狩猟・駆除されて絶滅危惧種になったフォッサに
害獣として駆除された鹿肉を与えているのですよ。

                                             かのんさんの 作品です

動物園の動物をどう思うかの
アンケートで
『 毎日、狩りをしなくても
     食事を与えられ
     寝そべって一日を過ごして
     幸せな毎日だと思う。』
そんな書き込みもあります。

可哀想に思うか?の問いに
『 全然思わない。』
『 可哀想に思ったこともない。』

たった一頭で
日本の動物園の
片隅に住み
毎日の食い扶持だけは与えられ
二度と帰ることの無い
生まれた地を思う。

タスマニアデビルの
「テイマー」くんの死を知って
たくさんのことを考えました。

そして動物園というもの…
遥か彼方から連れてこられた
動物たちの存在を
考えてみてほしいのです。

𓀡 𓁿 𓁻 𓁼 𓁉 𓃰 𓃱 𓃲 𓃟 𓃠 𓄅

お母さん猫。(推定3~4歳)
テトちゃんと名付けられました。
小さなからだで
出産を繰り返していたのでしょう。
よく頑張って生きてきたね。

預かりボランティアさんから
連れて帰った日。

☆☆☆  里親さんの元へ  ☆☆☆
トイレが
ドーム型のベッドのように。
まだまだ怖いよね。
でももう✨✨幸せ✨✨しか待ってないからね。


こんなに大きさが違います。
ピッタリくっついて。

毛繕いしています。


 寒さが厳しくなってきました。
外の子たちが
生き抜けますように…。