こんにちは。
渡邉希久子です。
昨夜の地震は東京でもかなり長いこと揺れました。
昨日は、月一で開催している坂井先生の古代史セミナーでした。
このセミナーは、昨年夏からの開催ですが
すっかりハマって常連となっております。
古代を知るには、日本では正史とされる
古事記、日本書紀がありますが
この他にも、日本について書かれた文献というものが
多々ありまして
それらを読んでいくと、古事記、日本書紀では神話とされて
きたものが、実在の人物の記録として書かれ
生き生きとその時代の習慣や思想、農業、社会などの
リアルな話を知る術となっていると言っていい様に思います。
その文献のひとつとして
ホツマツタエがあるのですが
最初に出てくるお話では、この頃、日本の中で入り乱れていた言語を
イザナギとイザナミが日本語を統一させるため
あわの歌を作り、伝播させていったという話となっています。
あわの歌
あかはなま いきひにみうく
ふぬむえけ へねもおこほの
もとろそよ をてれせえつる
すゆんちり しゐたらさわや
この歌は歌うと体調が良くなるとも言われていたそうですよ。
イザナギとイザナミの間に生まれ
正史には、ほんのちょっとしか出てこない昼子姫という
子供がホツマツタエでは重要な神様として書かれています。
この昼子姫は、実際には和歌を作った神とされています。
この時代の和歌というものは、言霊としての霊力を兼ね備え
災害や病気などの厄災を祓う歌として使われていたそうです。
その中で、昼子姫の育ての親である住吉大神が歌ったと言われる
「長き夜の」という歌がありますが、これは回文となっていて
上から読んでも下から読んでも一緒となります。
歌なので、回り歌といいます。
この歌は、住吉大神が船に乗っていた際に嵐に遭い
船が難破しそうになった時に即興で歌を歌い
遭難を回避したと言われている歌です。
長き夜の
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな
昨晩の地震の時にこの歌を思い出し、朝、先生に聞いてみたのですが
災難を回避するという意味で、使うと良いとの事でした。
（あわの歌も良いそうです）
この歌を覚えておいて
何か危機的な事が迫った時に
歌ったりつぶやいてみると良いかも知れません。
大丈夫であるように祈りをこめて。
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