こんにちは。

 

 

渡邉希久子です。

 

 

新年度になりまして、何かと慌ただしい氣持ちの方も

多いのではと思っております。

 

 

中二になった息子も紛れもなくその調子で

先日は、部活動を続けるか辞めるかで相当葛藤していました。

 

 

中二になれば、一年の時と違い学習面でも難しくなり

その他のやる事や責任がぐっと増えてきます。

 

 

その中で吹奏楽部(パーカッション担当)の週5の練習を続けながら

勉強面でも塾に行ったり、などしていかなければならない

けれども、そんなの無理だ〜!それに友達ともっと遊びたい〜!

あれが嫌だ、これが嫌だ〜!

 

と、まあ、氣持ちも分かるのですが。。。

 

どれだけ、辞めて当然かの話を延々としてくださるのです。ニヒヒ

 

 

それで、あまりに文句が多いので、辞めたらいいんじゃないか

 

と言えば、話しても、なかなか辞めさせてもらえない...

 

と、言い

 

また、どれだけ自分が無理して頑張ってきたかの話に戻ります。

 

でも、楽しい事もあったでしょ?

 

もっと、続けていれば、今は嫌だという氣持ちが強くなってるけど

そうじゃない時が来ると思うよ。

 

と、かなり全うな話をしたら

 

 

本人、むくれてしまい

 

お母さんは、僕の話を受け止めてくれない

僕が話していると、すぐ、でも!と言う。

僕の話に共感してくれないなら、もう話さない。

 

と言うのです。滝汗

 

 

ここまで何時間も話を聴いていたので

随分、要求が大きいなと心の中では思ったのですが

 

そこは、人によって受け入れてほしい容量が違うのかと納得し

 

そうだね、"でも"って言い過ぎたね。

 

もっとちゃんと聴けばよかったね。

 

と言うと、本人はそれで満足したのか

それ以上の愚痴や文句が出なくなりました。

 

 

そして今度は、辛いけど続けようかな

という氣持ちが芽生えてきたようで

 

散々、悩みに悩みましたが、今の部活を

続けることに決めました。

 

 

我が家のモッコウバラ、そろそろ見頃です

 

 

 

何だか面白いな、と思いましたが

 

ここ数日間、河合隼雄さんの本を読んだり

昔収録された講演を聴いたりしていたので

それが私の対処に多少なりとも影響したのだと思います。

 

 

心理学であまりにも有名な河合隼雄先生は

カウンセリングについての事で、こう語っておられました。

 

心理学というものは、科学のように人を外側から分析しても

相手にとって何も得るものがない。

 

カウンセリングを通して人と話し関わることにおいては

どうしても自分の人格というものが入ってしまい

客観的に正解を求めるという事はできなくなってしまう性質を持ちます。

 

そういった場合、自分が相手に正解を伝えるというのではなく

その人が話していることを聴いて、その中で気付きが起こるのを待ちます。

 

その時、自分の心をオープンにして、全人格を持って相手の話を聞き入れ

気付きの手助けをちょっとだけするということ。

 

基本的に、何もしない。ということです。

 

この何もしない、ということが凄く難しい。

 

とおっしゃってました。

 

 

心をオープンにしながら、全人格を持って

うんうん、と話を聴くということ。そして何もしない。

 

これは、相当大したエネルギーを使い 結構な忍耐力を要しますよね。

 

 

カウンセラーとしてやる事があるとしたら

相手の話の内容を少し整理することの手助けというか

それも、思いの丈を出し切ったところで

この点とこの点は結びつきますよね、とかで意味付けがされ

その人の物語ができてくる訳ですが

 

それを本人が気付き始めたところで

実は、こう思っていらっしゃいますよね。

 

とカウンセラーが相手に沿った形で

本人の中で納得させることが大切なのだとおっしゃいます。

 

 

これも何ら、マニュアルというものは、あって無いようなもので

生ものなのです。だから、セッションと言うのでしょうけどね。

 

 

逆にカウンセラーが、これこれはこういうものだ、というパターンや

枠の中で考え、正解を出そうとしたら、カウンセラーは満足かも知れませんが

クライアントにとっては、どうなのか、という事になるかと思います。

 

 

 

相手に対峙するのは生身の自分なので、

子育てとは、こういうことをトライアンドエラーさせて貰える絶好の機会かもしれません。

 

この時は、5時間位話していたので、ちょっと大変ではありますが。ニヤニヤ

 

 

 

また、河合隼雄先生は、講義の中で「コンステレーション」という言葉を使って

カウンセリングについて、話していました。

 

 

コンステレーション(constellation)とはどういうものかというと

星座にたとえられます。

星座は、それ1つ1つの星同士は何の関連もなくても

人間が線で引っ張って結ぶと、オリオン座やわし座、琴座といったように意味が生まれます。

 

 

これを人に置き換えると、その人にとって

ただの事実だったものの「点」を結んでいくと物語が生まれる。

 

 

たとえば、庭に植えてある木は、ただの木ではありますが

これが、ひいお爺ちゃんが苗から育てて植えた木だということになれば

その木に意味ができ、愛着が湧きます。

 

 

これが生きていく上で、とても重要で

人は物語をよりどころとして生きているようなところがあるのだそうです。

 

 

話す事によって、その人の感情の昇華と整理が起こり

そこから、自分は本当はこう感じていたのか、思っていたのか

という気付きが起こってくるのでしょう。

点が気付きによって結ばれる。


 

 

そこに自分の物語が生まれ納得すると

次の一歩を進めるのかも知れません。

 

 

今、河合隼雄先生の神話の本を読んでいます。

これが大変面白くて面白くて(笑)

次回からまた古事記に戻りますね。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

★「あなたから生まれる絵と物語が絵本になる」企画

 

ペン画絵本企画 
絵とお話としての文
お話をお聞きし、その方の世界の一部となる絵と文を作成します。

 

 

 

こちら満員御礼となりました。ありがとうございました!

次回の募集は未定です。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

右矢印「花と私」

対面またはZOOMセッション後 

イメージする絵を作成 額装まで

 

詳細はこちらから

 

右矢印「魂の望む最高のあなたを描く」

対面またはZOOMセッション後 イメージする絵を作成

 

予約日程と詳細はこちらから

 


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☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆

 

絵や絵本は子供だけでなく
大人が本来の輝きを取り戻せるセラピーだと捉え

大人のための絵と絵本の制作・活動をしています。
 

こんにちは。

 

 

渡邉希久子です。

 

 

新年度になりまして、何かと慌ただしい氣持ちの方も

多いのではと思っております。

 

 

中二になった息子も紛れもなくその調子で

先日は、部活動を続けるか辞めるかで相当葛藤していました。

 

 

中二になれば、一年の時と違い学習面でも難しくなり

その他のやる事や責任がぐっと増えてきます。

 

 

その中で吹奏楽部(パーカッション担当)の週5の練習を続けながら

勉強面でも塾に行ったり、などしていかなければならない

けれども、そんなの無理だ〜!それに友達ともっと遊びたい〜!

あれが嫌だ、これが嫌だ〜!

 

と、まあ、氣持ちも分かるのですが。。。

 

どれだけ、辞めて当然かの話を延々としてくださるのです。ニヒヒ

 

 

それで、あまりに文句が多いので、辞めたらいいんじゃないか

 

と言えば、話しても、なかなか辞めさせてもらえない...

 

と、言い

 

また、どれだけ自分が無理して頑張ってきたかの話に戻ります。

 

でも、楽しい事もあったでしょ?

 

もっと、続けていれば、今は嫌だという氣持ちが強くなってるけど

そうじゃない時が来ると思うよ。

 

と、かなり全うな話をしたら

 

 

本人、むくれてしまい

 

お母さんは、僕の話を受け止めてくれない

僕が話していると、すぐ、でも!と言う。

僕の話に共感してくれないなら、もう話さない。

 

と言うのです。滝汗

 

 

ここまで何時間も話を聴いていたので

随分、要求が大きいなと心の中では思ったのですが

 

そこは、人によって受け入れてほしい容量が違うのかと納得し

 

そうだね、"でも"って言い過ぎたね。

 

もっとちゃんと聴けばよかったね。

 

と言うと、本人はそれで満足したのか

それ以上の愚痴や文句が出なくなりました。

 

 

そして今度は、辛いけど続けようかな

という氣持ちが芽生えてきたようで

 

散々、悩みに悩みましたが、今の部活を

続けることに決めました。

 

 

我が家のモッコウバラ、そろそろ見頃です

 

 

 

何だか面白いな、と思いましたが

 

ここ数日間、河合隼雄さんの本を読んだり

昔収録された講演を聴いたりしていたので

それが私の対処に多少なりとも影響したのだと思います。

 

 

心理学であまりにも有名な河合隼雄先生は

カウンセリングについての事で、こう語っておられました。

 

心理学というものは、科学のように人を外側から分析しても

相手にとって何も得るものがない。

 

カウンセリングを通して人と話し関わることにおいては

どうしても自分の人格というものが入ってしまい

客観的に正解を求めるという事はできなくなってしまう性質を持ちます。

 

そういった場合、自分が相手に正解を伝えるというのではなく

その人が話していることを聴いて、その中で気付きが起こるのを待ちます。

 

その時、自分の心をオープンにして、全人格を持って相手の話を聞き入れ

気付きの手助けをちょっとだけするということ。

 

基本的に、何もしない。ということです。

 

この何もしない、ということが凄く難しい。

 

とおっしゃってました。

 

 

心をオープンにしながら、全人格を持って

うんうん、と話を聴くということ。そして何もしない。

 

これは、相当大したエネルギーを使い 結構な忍耐力を要しますよね。

 

 

カウンセラーとしてやる事があるとしたら

相手の話の内容を少し整理することの手助けというか

それも、思いの丈を出し切ったところで

この点とこの点は結びつきますよね、とかで意味付けがされ

その人の物語ができてくる訳ですが

 

それを本人が気付き始めたところで

実は、こう思っていらっしゃいますよね。

 

とカウンセラーが相手に沿った形で

本人の中で納得させることが大切なのだとおっしゃいます。

 

 

これも何ら、マニュアルというものは、あって無いようなもので

生ものなのです。だから、セッションと言うのでしょうけどね。

 

 

逆にカウンセラーが、これこれはこういうものだ、というパターンや

枠の中で考え、正解を出そうとしたら、カウンセラーは満足かも知れませんが

クライアントにとっては、どうなのか、という事になるかと思います。

 

 

 

相手に対峙するのは生身の自分なので、

子育てとは、こういうことをトライアンドエラーさせて貰える絶好の機会かもしれません。

 

この時は、5時間位話していたので、ちょっと大変ではありますが。ニヤニヤ

 

 

 

また、河合隼雄先生は、講義の中で「コンステレーション」という言葉を使って

カウンセリングについて、話していました。

 

 

コンステレーション(constellation)とはどういうものかというと

星座にたとえられます。

星座は、それ1つ1つの星同士は何の関連もなくても

人間が線で引っ張って結ぶと、オリオン座やわし座、琴座といったように意味が生まれます。

 

 

これを人に置き換えると、その人にとって

ただの事実だったものの「点」を結んでいくと物語が生まれる。

 

 

たとえば、庭に植えてある木は、ただの木ではありますが

これが、ひいお爺ちゃんが苗から育てて植えた木だということになれば

その木に意味ができ、愛着が湧きます。

 

 

これが生きていく上で、とても重要で

人は物語をよりどころとして生きているようなところがあるのだそうです。

 

 

話す事によって、その人の感情の昇華と整理が起こり

そこから、自分は本当はこう感じていたのか、思っていたのか

という気付きが起こってくるのでしょう。

点が気付きによって結ばれる。


 

 

そこに自分の物語が生まれ納得すると

次の一歩を進めるのかも知れません。

 

 

今、河合隼雄先生の神話の本を読んでいます。

これが大変面白くて面白くて(笑)

次回からまた古事記に戻りますね。

 

 

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★「あなたから生まれる絵と物語が絵本になる」企画

 

ペン画絵本企画 
絵とお話としての文
お話をお聞きし、その方の世界の一部となる絵と文を作成します。

 

 

 

こちら満員御礼となりました。ありがとうございました!

次回の募集は未定です。

 

 

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