こんにちは。

昨日は近くの善福寺川緑地へ散歩へ出掛けました。
桜は、まだまだ3分咲き位でしょうか。
風もまだ冷たいのに、お花見で敷物を広げている光景も
意外に多く見られましたよ。
ソフトクリーム屋さんまで出ていましたしね。
(どんな強者が食べるのかしら)

花よりダンゴでしょうかね(^o^;)
風邪なぞ引きませんように。



さて、日頃、ブログなぞ書いていて
語彙の少なさゆえもあって
言葉で表現することの難しさを
悶えつつも楽しく味わっています。


絵本の原稿も少しずつ進めてはいますが
五感で味わう感覚を言葉で表現しようとすると
やはり、詩などが良いかと思うのですが
素敵な言葉を使いたいからといって馴染みがなければ
全く歯が浮くような文章になってしまいかねません。


身体にある程度染み込んだ正直な表現が、生きた言葉であり
それでも、より適切な言葉を開拓して選択肢を増やすことは
大事なことだと思っています。


言葉を伝えるとき、特に直接相手に話すとき
または、誰かが文章を読むときに
生きた言葉と受けてのタイミングが一致する、そのとき
言葉が人の心に深く残る可能性は高いように思います。




茨木のり子さんの「おんなのことば」より
こんな詩の作品があります。


「花ゲリラ」

あの時 あなたは こうおっしゃった
なつかしく友人の言葉を取り出してみる
私を調整してくれた大切な一言でした
そんなこと言ったかしら ひャ 忘れた

あなたが 或る日或る時 そう言ったの
知人の一人が好きな指輪でも摘みあげるように
ひらり取り出すが 今度はこちらが覚えていない
そんな気障なこと言ったかしら

それぞれが捉えた餌を枝にひっかけ
ポカンと忘れた百舌(もず)である
思うに 言葉の保管所は
お互いがお互いに他人のこころのなか

だからこそ
生きられる
一千年前の恋唄も 七百年前の物語も
遠い国の 遠い日の 罪人の呟きさえも

どこかに花ゲリラでもいるのか
ポケットに種子(たね)しのばせて何喰わぬ顔
あちらでパラリ こちらでリラパ!
へんなところに異種の花 咲かせる




桜は来週の今頃は東京では満開で
人々の頭の上に花びらを沢山散らすでしょう。


されど、誰かの言葉は種となり、落とした先の思わぬ場所で
また、花開いたりするのでしょう。


落とした本人の思惑は別として。






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絵本は子供だけでなく
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セラピーだと考えています。


現在、宮沢賢治の朗読絵本と
大人のための自己啓発絵本を
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