こんにちは、鍼灸院 長久堂です。

 大相撲、報道機関もあらゆる情報が交錯していて何が本当なのか?わからなくなってきましたね❗
ビール瓶ではなくてアイスピックを持ち出したとか…それはいくらなんでも違うだろ?…せっかくの一年の締めでもある九州場所が台無しです…関取衆も集中できるのか?心配になってしまいます。場所後にはっきりするみたいで早く決着してほしいものです。

 それでは、前回の続きを。

 まず、痒み(風熱)いわゆる外部から入ってくる「邪」つまり「外邪」は古典では陽経から入ると
言われています。
 手足の三陽経になり順番としては太陽経(小腸経、膀胱経)→少陽経(三焦経、胆経)→陽明経(大腸経、胃経)になります。
 なので、急性期には太陽経の経穴を使います。ただ、患者さんによっては様々な症状があったりするので
その状態に合わせた治療をしています。

 例えば、炎症が強い場合は曲池、合谷、委中など熱を冷ます経穴を使います。

     痒みが強い場合は風池、風門、血海、肩ぐう、隔兪など去風穴、血穴を使います。

 これらの経穴に置鍼をして数分おきに刺激を強くしたりして効果を狙います。
 他には皮膚がカサカサ乾燥しているときは、栄養が皮膚に行き届いてはいない為に胃腸を強くするために
足三里や復溜、腎兪などに置鍼をしています。お風呂上がりの肌の潤いが違うとの声をいただいて嬉しく思っています。

 ただ、今回の皮膚病もですが他の疾患の施術に対しても、まだまだ必殺技と云うものには至っていないので
日々、勉強と練習を積み重ねる毎日です。その中でも、発見やヒラメキがあった時は鳥肌がたち楽しく過ごしています。

 これで皮膚病に関しての記事は一旦終わります。お付きあいありがとうございましたm(。_。)m