あれからどれくらいたったのだろう。
2年半は経ったのか。

変われば変わるもので、
夫は休みにはお昼ごはんを作ってくれ、
掃除や洗濯も手伝ってくれ、家族や夫婦で映画を見に行ったり、息子の部活の練習試合を見に行ったり平凡だけど幸せを噛み締めて生きている。


しかし、今でもあの頃の事を思い出す。

今目の前にいる家庭的な夫は何者なのか、不倫中の人格何個あるのくらいめちゃくちゃで、数知れない裏切りや暴言を吐いた夫はなんだったのか…。

時々思う

今はいいお父さんやいい夫だけど、
あんな酷いことが出来た人間なんだと

ズタボロになり守り抜いた家庭。
正しかったのかそうでないのかわからないけど、普通の家庭というものを感じて幸せってこうゆうことなのかと感じる事も多い。
と同時に、
いつまた壊れるかわからないという不安も消せない。

一生忘れることのできない出来事だったとつくづく思う。

いつか年老いて私がボケたら
あの時の恨みってグチグチ言うかもよ
って夫には言ってる。
それか夫がもし身体が不自由になったら
オムツにカラシ塗るかもよ、色々と苦しめやがってってねって
夫に言ったりしてる。

夫は笑ってそれは仕方ないなって言ってる。

普通に幸せな生活を楽しめばいいのに、
ひょこひょこ苦しかった時の気持ちが顔を出す。

それだけ苦しかったんだなって改めて思う。