とある日、式場事務所での会話。



・・・・・

Rちゃん:さくらさん、この仕事好き?

ワタシ:うん、好きだよ~。

Rちゃん:大好きって言える位、好き?

ワタシ:うん、大好きだよ~!

Rちゃん:なんで?

ワタシ:ぇ……(なんでだろう…)



・・・・・



即答できずに1週間。

【なんで好きなの?】の声が、常に頭の片隅に。。


仕事が終わり、うちに帰り、一人色んな場面を思い出す。


病院へのお迎え。

ご自宅へのご安置。

宗教者さまたち、火葬場への連絡。

お打ち合わせ。

写真選び。

ご納棺。

お通夜、告別式、火葬場。

墓地でのご納骨。

色んな場面で垣間見える絆、ご縁。



・・・・・


不安、心配、悩み、緊張、悲嘆、絶望…

様々な感情が、短期間のうちに吹き出てくる喪家さま。

そんな、ぐらぐらした状態の中、私たち葬祭業従事者は、例えていうなら【階段の手すり】


本当に、最初からひとつひとつ、最後のお別れを形にするお手伝いをしていって、

最後の最後、悲しみがまだ癒えず涙にくれる時もあれば、無事にお別れをして安堵の微笑みだったり…


そんな人生最後の大切なお別れの場面に、でしゃばらず、でも、気づけばソッと脇にある、そんな【手すりのような志事】。


だから好きなのだ、と。


ようやく自分の中にあてはまる言葉が見つかった今月。


まもなく今年も早師走ですね。


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