葬祭業界に入って5年目のこの頃、ふと・・・振り返ると


この仕事についた頃は、ただガムシャラにやって、やって、


それでモチベーションを上げていた、そんな気がします。




それまで葬儀業界という職業としての業界も知らず、


知人がいたわけでもなく、お葬式自体が右も左も分からない分、


業界の正しい知識、正しいマナーを常に探し求めて、


肩書き、本や文章、ネットにあればみんな正しいのだ、と


そう信じ込んでいた節がありました。





でも、最近しみじみ感じることは。。。




知識を知っているということは、それはもちろん仕事における


技術や能力を、お客さまに提供する者として当たり前であり


それはあくまで土台で、大切なことだけども、




それ以上に一番大切なことは、まず一人の【人】として


自分以外の相手への思いやりとか、


たとえ完全に相手になりかわるということは絶対にできないけど

その【できない】という事が分かった上で、一緒に共感する想い


とか、


困ってる相手に対して助けたり、いたわったりする事とか・・・


例えば、それが仕事でなくとも


普通にささいなことでも、自分が約束をした事だったら


そのことを忘れない、とか、


もしもうっかりもし忘れたのなら、すぐに謝る誠意とか、


そういうことをただ頭で分かってるのではなくて、


本当に、本当に、一歩一歩、実践することのほうが


何倍も、何倍も、大事で・・・




誰かの言葉や、誰かのメガネで見た景色ではない、


自分自身が感じ、考え、つかんだ真理につながるなぁ、と。




そういうものだけが、あとあとの自分の仕事に活きてくるなぁ、と


そんな事を感じます。




まだまだ、道半ばですが・・・



毎日、ご遺族の皆さんや故人さまと向き合った帰り道、


モチベーションとは、外側から上げるものではなくて、


内側から静かに湧き上がってくるものなんだなぁ・・


と、そんな風に感じる今日この頃です蓮

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