今回は火葬場のお話で、お骨(こつ)の話が出てきますので・・・
“そういうの、あまり読みたくないなー” って方は、どうか下は読まずに・・・
また次の記事から、ブログへ遊びに来てください。
さて、では。
お葬式が終わって、霊柩車で火葬場に着いたご当家の皆さんは、導師さまが読経する中、最後のお焼香をします。
そして、火葬炉に入った故人さまを炉から出てくるまで、待合室やロビーなどで待つ訳です。
60分前後で、火葬炉からお骨(こつ)になった故人さまを火葬場の職員の方が出すので、
収骨(しゅうこつ)室へと案内して、お骨あげを竹と木の箸で行う訳です。
* どうして火葬場の箸が竹と木なのか、の記事はこちらhttp://ameblo.jp/101sakura/entry-10443917977.html
ワタシ・・・
ご収骨は、炉から故人さまが出てらっしゃったら、すぐに行うんだとばっかり考えてました。。
ところが、違うんですね。
いつもはご当家の故人さまが火葬炉に入り、炉間(ろま)から控室へご移動してもらったら、私は霊柩車を戻すために、すぐ会社の斎場へ戻っていたので知らなかったんですが、、。
その日は、一番最後までいる予定。
すると・・、
火葬場Sさん:
“収骨の前に、【 せいこつ 】 がありますから、10分くらい待ってもらえますか。
Fさんは 【 せいこつ 】が早いから、すぐにご案内できると想いますんで、
【 せいこつ 】 が済んだら、ご当家さまを案内してきてください”
ワタシ:
“・・・すいません、、、【 せいこつ 】って何ですか・・・?”
火葬場Sさん:
“ご当家さまに収骨していただく前に、火葬して出きてしまった余計なものを取り除いて、きれいな状態に整えるんですよ”
知らなかったーー。
そうだったんだ。。
そんな作業を火夫さん達はいつもやってらっしゃってたんだ。
というわけで、、。。
整骨(せいこつ)の作業を見学させていただくことになりました。
実際に、火葬炉から出てきたお骨(こつ)になった故人さま。
これを火葬場の職員さんが、ちゃんと収骨できるように、ある程度形を整えてキレイにするんですね。
一緒に棺の灰や、棺を止めていた釘やハリが無数に散らばっています。
それらをキレイにしながら、
棺の中に、あまり多くの副葬品があり過ぎると、キレイにお骨(こつ)が残らなかったり、
逆に水分の多いものを入れすぎると、きちんとキレイに火葬できなかったり、今までのケースや、私の疑問にも、詳しい説明をしてくれました。
話で聞くより、実際にリアルに見て、本当にそうなんだなぁ、と分かります。
なんでもそうですが、自分の目で見て、耳で聞いて、体験するとすごくよく理解できる。
整骨、を全て見せてくれたFさんの所作もまた、本当にプロフェッショナルで、いろんな学びがありました。
こうして、その後は無事にご収骨へとご案内。
一つ一つ、きちんと知識と体験の両輪を積み上げていこうと、気持ちも新たな一日でした。