年末に乳がんの要検査通知を受け取りまして↓
年始に予約電話を入れるも混み合っていて1月下旬しか取れず、モヤモヤとした日々を過ごしていました。
「がん」という言葉の精神破壊力はすごいです。
私は要検査の中でも
「カテゴリー3(乳がんを否定できず):がんの確率5-10%」
という、要検査の中では確率が低い方だったのですが、
5-10%って全然少なくないし
と思っていました。
乳がんは早期に発見されれば完治も望めるといわれていますが、死因として聞く病名でもあり、以前小林麻央さんの闘病ブログを読んでいたこともあって不安は募る一方でした。
ショックに打たれ弱い私なので、ありとあらゆる可能性を想像してイメージすることでショックに備えるのですが、今回の場合もしがんだったら生活全般に大きな影響が出るため、想像もあちこち広がって頭が忙しかったです
「ベーコンやハムやウィンナー(発がん性物質と言われる亜硝酸塩が入っている)を食べすぎたからかな・・・」と反省したり
日頃楽天マラソンでプチプラな服やアクセサリーを厳選してちょこっと買い物をするのが楽しみなのに、「しばらく外出できなくなるかも」「髪の毛がなくなるかも」「体形が変わるかも」などと思うとどうも買う気にならなかったり
私が抜けたら旦那は子育てと家事を一手に担って大変になるなと思ったり
(子どものことについては、ちょっと考えるだけで悲しくなって落ちそうだったのであまりリアルに想像するのはストップしました)
入院するときは好きな作家さんの小説を持って行って、病院ではスマホで時々家族とビデオ通話して、気力があったらブログ書いて・・・などと計画を立てたり
もし検査結果が悪かったら自分への励ましとして、最近妙に気になっている「ちいかわ」コミックを全巻買おうと心に決めたり
(全5巻)
何かするたびに「もしかしてこれが最後の・・・」と思ったり
そして当日。
もともと歯科や美容室に行くのも緊張してしまうタイプなんですが、今回はさらに緊張していて日中の仕事も怪しくなるほど。
それでも「今日で白黒ハッキリするんだ!」と自分に言いきかせ、夕方病院へ向かいました。
待合室で原田マハさんの小説を読みながら待つも、内容が頭に入ってこず。
しばらくして名前が呼ばれて診察室へ。
明るくざっくばらんな感じの年配の男の先生でした。
持参した健診のマンモグラフィーの画像を見ながら
「これかなー、あんまりよく見えないけど」
と指し示されたところには、確かにもやっと白いかたまりが。
診察台に横になりエコーで見てもらったものの、何も発見されず。
何かあれば黒い影に映るそうです。
結局何も見つからなかった、ということで半年後にもう一回検査する予約を入れて、終了となりました。
よよよよかった~
終わってみればあっけないものですが、この一か月は本当に頭の中がぐるぐるでした。
先生が強調していたのが「とにかく(自分の胸を)触って!」
セルフチェックの重要性でした。
血縁に乳がんの人がおらず、今まで乳がん検診でひっかかったこともなかったため、なんとなく「自分は乳がんにはならない」と勝手に思い込んでいました。
でも今回、その可能性も十分あるんだと痛感したので、セルフチェックをちゃんとやろうと心に誓いながら帰途についたのでした。