連投です。
1年前から腑に落ちなかったこと。
去年2歳児だった、私が可愛がってた男の子。
1歳児の時に担任してたんだけど、その子は先生に馴染むのに他の子よりも 時間がかかるタイプ。
私にも慣れてくれるまで時間が かかったけれど、
そこをクリアーしたら ちゃんと信頼して甘えてくれるようになった。
朝の時間は全クラス合同で過ごしてて、その時間帯に登園してくるその子は、馴染みのない先生が居る日は警戒してママから離れず、
私がいると安心してママとサヨナラして膝の上に座ってきてた。
子どもを依怙贔屓はしないけど、やはり相性というものはあるわけで、
私もその子のことがとても可愛いかったし、男の子の方も 私には慣れてくれていて お互い大好きなんだと実感してた。
2歳児クラスになり、また担任に慣れるまでの試練がその子にやってきて、
朝の全クラス集まりから 各クラスに分かれ教室に戻る時に、お兄ちゃんから離れるのを嫌がり、お兄ちゃんも離れようとしない弟に困ってしまう。というを毎日繰り返してた。
だから、私が「◯◯クンおいで〜」
と手を伸ばすと兄から離れることが出来、私に助けを求めに来てた。
「◯◯クン、大丈夫よ。
ちゃんとお兄ちゃんともバイバイ出来るやろ?
ママがお迎え来たら またお兄ちゃんとも遊べるから お並びしようね〜」
と言うと、自分の気持ちを切り替えてクラスのところへ行って並んでた。
甘やかしかもしれないけど、 毎朝その言葉でイヤイヤせずに過ごせるならそちらの方が良いに決まってる。
担任が叱って、怖いから言うことをきいた。というよりも断然いいと私は思ってる。
ギュッて抱きしめてあげるだけで、子どもは落ち着くもんなのだ。
でも、担任にしてみれば クラス担任でもない先生が出しゃばったことをしてくれてと迷惑にしか思わないんだよね。
本題に入るまでの前置きが長くなってしまったけど、
ある日、その男の子が私を見て避けるようになった。
子ども扱いされるのが嫌なお年頃になったのかと始めは思ったけど、
私を拒絶するその態度が強固で不可解に感じ出した。
その子のお母さんも、毎朝 私がいると安心して預けられた。と言っていたくらいだったから、
私を拒絶する我が子を見て不思議に思ってたと思う。
もしかしたら、私が何かしたと思っているかもしれない。
園を辞めて、今月で1年が経とうとしているけど、
隣のマンションに住んでるから近所で会うこともあるんだけど、未だに私を見ると避けて逃げて行く。
昨日、園に行った時に、避けようとする その子に
「先生、もうここの保育園の先生じゃないけん大丈夫よ」
と言って話しかけた。
「ねぇ、先生に◯◯先生ダメ!って言われたと?」
と尋ねると頷いた。
やっぱり!!
「先生もうここの先生じゃないけん、もう良いとよ。分かった?」
と手を出したけど、その子の手は引っ込められたまま。
トイレタイムだったから、トイレを終えたその子にもう一度話しかけてみる。
「先生から、◯◯先生ダメ!って言われた?」
やはり頷く。
「誰先生に言われたの?」
と聞いたけど、それは答えてくれず、
◯◯先生? ◯◯先生? ◯◯先生? と去年の担任の名前を出したかったけど、
側に現担任がいるし無闇に聞けないなと思って、それは止めた。
「◯◯クン いい? 先生はもうここの保育園の先生じゃないけん、もうダメとかないけん大丈夫とよ。良い⁇」
と手を出したら、ジワリと手を出してタッチしてくれた。
そして、夕方の合同保育の為に教室を移動する時に、
教室の扉を出る間際、手を下げたまま 後ろ手で手を振ってくれた。
担任に見つからないようにと、後ろ手でそっと振ったんだと思う。
多分だけど、去年の担任の先生は、
毎朝、毎朝、イヤイヤ メソメソして❗️
もう、赤ちゃんじゃないんだから、◯◯先生に抱っことかされんでよ❗️❗️
今度から、◯◯先生が抱っこしてきても嫌!って言いなさい‼️
というようなことをその男の子に言ったんだと思う。
真面目なその子は、私が保育園を辞めた後も、その言いつけを守ってたんだね。
きちんと話して気持ちの切り替えをさせれば済むことを、
赤ちゃんじゃないんだから、泣くな!甘えるな!!
ってのが常套句。
怖い先生だから言うこと聞かなくちゃ。
と子どもに思わせる、そんな保育は私は好きじゃない。
どの先生が吹聴したか、予想はつくけれど、
私を見つけたら、駆け寄ってきて、膝の上に座り
安心して遊んでいた 幼い子の気持ちを振り回して、
去年の退職までの貴重な時間を、
その子と私の関係を壊されて、触れ合えなかったことが、本当に悔しい。
でも、やっと、
やっと、不可解だったことのつっかえが取れて、
本当に嬉しかった♡
1から10まで 手取り足取りしてあげてしまうことは甘やかしというか、その子の為にはならないけれど、
気持ちを汲んであげる とか、
励ます とか
そういうのは必要で、その上で自分で しようとする力を導いてあげる。
その過程を省略して、もう赤ちゃんじゃないんだからやりなさい!
は違うんだよな、、、、。
この次 会った時に、前のように戻ってくれてるといいなぁ。と心底思う。
また、私に笑顔見せてくれるかなぁ〜


