伊勢若松で長男達一行を降ろし,荷物を整理して,改めて出発。
 長男のスーツケースは,載せたままでも良かったかも知れないが,名古屋などで土産を買った時の収納に使用する可能性もあるので,そのまま持って行かせた。
 残ったのは,ポール(長男の5個と筆者の2個)などと,筆者のスーツケースくらいである。この程度なら,トランクに充分収まるのだが,さっきまではボールを「縦積み」したり,荷物を重ねたり,後部座席の中央部に載せたり,助手席の長男の足元に置いたり……してどうにか,だった。

 少し戻って,柳から国道23号・名四バイパスに入ったのだが,国道25号と合流する大里町から四日市市内にかけてが,結構な渋滞になっていた。

 後から振り返ると,伊勢若松から近鉄名古屋線を越えて海側へ500mほど出て,県道6号・四日市楠鈴鹿線と国道164号を経由する迂回ルートもあったのだが,それが正解だったかどうかはわからない。
 仮に,このルートを採っていたとしても,JR四日市駅の近くで国道23号に戻ることにはなるから,全てを回避することはできなかったと思われる。

 それでも,みえ川越ICの手前で,給油のために立ち寄ったGSには13時少し前に辿り着いている(利用控に12時53分の記載)。
 高速に上がってしまえば,概ね4時間少々だろうから,どうにか陽のあるうちに帰宅できるのではなかろうか。

 往路では,富士川SA,浜名湖SA,湾岸長島PAと休憩場所を選んだが,復路では流石に湾岸長島は入口から近過ぎる。
 とは言え,昼食を取らずに高速道路に入ったので,往路と同じく浜名湖SA辺りで昼食にすれば,14時前後になるだろうから,それほど混んではいないだろう,と考えた。


 往路でも触れたとおり,浜名湖SAは,上り線からの出入りが本線を跨いで下り線側に出る「集約型」になっている。


 フードコートがあるのは,上り線の駐車エリアに近い構造なので,車でのアプローチは長いが,歩く距離は若干短くなる。


 フードコート内でも良かったのだが,往路でも「うな丼」と「うなぎ弁当」の差額から,「うなぎ弁当(竹)」のほうが良さそう,と思ったので,今回は「竹」(税込2,200円)にする。ここで「松」に行くくらいなら,もっといい場所で食べよう,と思うかも知れないが。

 腹が満たされると,少し疲れが滲み出るような気がして,ちょっとゆっくりしてから出発しよう。
 そう言えば,今回は現地(三重県)で,特に何も「土産」らしきものを買わなかったことに気が付いた。
 ここ(浜松)まで来てしまうと,流石に「伊勢土産」の入手は難しく,せいぜい名古屋止まり。「赤福」くらいはあるんじゃ……と,一縷の望みで探してみたが見当たらず。
 仕方がないので,名古屋・静岡近辺の土産物でお茶(静岡だけに)を濁すことにしよう。
 尤も,3か月前にも「伊勢土産」を買って帰っているのだから,同じものもなあ……とは思うから,これはこれで良かったのかも知れない。とは言え,実はその更に前月(昨年11月)には,日帰りで「星が丘ボウル」と「スポルト名古屋」(ともに名古屋市)の2センターに「閉店前駆け込み」訪問をしていて,そこで名古屋土産を買って帰った気もするのだが。
 ここまで連続して,東海地方に足繫く通うことになるとは思わなかった。かつて「東海帝王」の異名を轟かせた?「硬券人間の会(0番通路の会)」創始者で,JN1ZCT/100円玉友の会・幹事長代理の笹島名駅氏の御姿が……(笑)。

 小一時間,浜名湖SAに滞在し,再び東名高速を東進。

 この流れで行けば,次の休憩地点としては,やはり富士川SAか,或いは足柄SA辺りが候補に上がるか。
 昼食は済ませたので,小ぶりなPAでもいいかも知れない,とも考えたが,富士川SAであれば上り線にもセブンイレブンがある筈。上下線で別店舗なので,それもありかな,と思った。

 ところが,左右ルートに分かれる日本坂トンネルあたりまでは良かったが,大井川を渡って静岡ICを過ぎる頃から,流れが悪くなってくる。
 流石に牧之原SAでは間隔が短いとは思ったが,これなら日本坂PA,或いは日本平PAもありだったかも知れない。
 そして,富士川SAが近付くも,案内板には「混」の表示が。
 富士川SAですら混んでいるのでは,足柄SAは更に混んでいる可能性が高い。

 途中,これ,というPAがあればいいのだが……とは思うものの,流れの悪さは増してくる。
 更に時折,局地的にではあるが激しい雨が……という区感がしばしば現れ始めた。
 追い打ちをかけるように,横浜町田IC付近で何かあったらしく,渋滞の名所で名高い「大和トンネル」や「綾瀬バス停(最近は綾瀬SICということが多いかも)」を含め,海老名JCTや厚木IC辺りまで渋滞している,という情報が見え始めた。
 このままでは,どんどんと渋滞が伸びそうだ。
 こちらは伊勢原JCTから新東名経由で海老名南JCTから圏央道……と目論んでいるのだが,その圏央道も厚木から東名に入る所で渋滞になっている様子。こちらはそこを「逆向き」に通るとはいえ,この分では伊勢原JCTも渋滞に飲み込まれるのは時間の問題だろう。

 少しでも早く「脱出」するため,ここはそのまま走り続けることを選択。
 しかし,大井松田ICくらいで,完全に渋滞になってしまった。

 もう,充分に「土地勘」のあるエリアなので,大井松田ICから一般道に出ることも考えた。しかし,曽我から国府津へ抜けるのは「裏道」を熟知しているからいいとしても,結局,相模川を渡る所で詰まることは目に見えている。
 以前は「抜け道」として機能した「湘南銀河大橋」も,圏央道と藤沢バイパス,新湘南バイパスが繋がってからは「メイン街道」になっていて,休日は使い物にならない。

 多少渋滞しているとは言っても,伊勢原まで我慢して,そのまま新東名で相模川を渡ってしまうのが得策に思えた。

 案の定,伊勢原JCTから新東名に入ると,そこまでの渋滞が嘘のように流れが良くなった。
 海老名南JCTから圏央道に入る辺りで一度詰まったが,これは圏央道外回りで海老名JCTへと向かうところが渋滞している影響だ。
 恐らくだが,東名の横浜町田IC付近を先頭に,東名は大井松田辺りまで,海老名JCTから流れ込む圏央道外回りは寒川南辺りまで,圏央道内回りも圏央厚木ないし相模原愛川辺りまで詰まっていたのではなかろうか。
 こちらは海老名南JCTから圏央道内回りに進み,寒川北ICで出るので,影響は一瞬だけだったことになる。

 寒川からは,往路同様に県道47号・藤沢平塚線経由で湘南台方面に向かうことにするが,浜名湖SAからぶっ通しで走って来たので,流石にトイレ休憩くらいは挟みたい。

 以前から,この県道47号沿いにあることを認識していたものの,アプリを入れてから寄る機会のなかった「セブンイレブン寒川岡田4丁目店(19148-3)」に寄ることに。


 このセブンイレブン,藤沢方面に向かって左側にあるのだが,駐車場がそこそこ広い上に,何と,県道を挟んだ向かい側にまで駐車場がある。



 時刻的には17時を回っており(セブンイレブンのレシートには17時19分と印字されていた),何か食べるものを買っても良かったが,昼食が14時過ぎだったことと,ここで下手に何か食べて睡魔に襲われることを懸念したため,缶ボトルのコーヒー飲料を購入するに留めた。

 どうにか18時前に帰着。
 ちょっと一息入れたいが,長男のボールをどうにかしなければならない。

 というのも,実はまだ「3学期」は終わっておらず,翌々日の金曜日が「終業式」で,部活もあるらしい。
 月曜と火曜は「全国大会(春高ボウリング)出場のための公休」扱いだったのだ。

 そうなると,遅くとも金曜日の昼過ぎまでには「ボウリング王国スポルト八景店」のロッカーに長男のボールを戻しておく必要がある。
 そうなると,今日これから向かうか,明日の退勤後に行くか,くらいしかない。

 疲労は溜まっているものの,明日になれば(この年齢となってしまっては)もっと酷いことになっている可能性も否定できない。
 ここまでの3泊4日で,(オドメータによれば)1,200km以上を単独で運転し,20局の郵便局を巡った上に,5か所のボウリング場で計30ゲーム(しかも「ガチモード」で)投げている。精神的には勿論,肉体的にも相当に負荷が掛かっている筈だ。

 ここは「身体が動くうちに……」と,この日のうちに片付けることにした。

 しかし,折角スポルト八景まで行くのだから,と,最後の「アピナボウル鈴鹿店」で完全に調子を狂わされてしまった右投げを,どうにか調整して,本来の投球を取り戻しておきたい気もする。

 

 

 ということで「老体に鞭打って」調整。
 3ゲーム投げたところで,まあまあ感覚が戻って来たので,そのくらいにしておくことにした。

 以上が,今回の遠征の顛末である。