アルツハイマー病は脳の糖尿病!?
アルツハイマー病とは、脳にアミロイドベータという
物質がたまり、脳の神経細胞が障害を受け、最終的に
死んでいくと考えられました。ところが最近になって
アルツハイマー病の進行には「インスリン」も関わっている
ということがわかってきました。
脳の神経細胞のエネルギー源のほとんどは糖で
脂肪などは使われません。脳では神経細胞が自らインスリンを作り
グリア細胞(神経細胞を囲んでその機能を支えている細胞)が
血液中の糖を取り込み神経細胞に渡します。そして
神経細胞は受け取った糖をエネルギーに変換することで、
神経細胞としての機能を果たしています。
糖の取り込みが悪くなることで、脳の神経細胞はダメージを受け
アルツハイマー病を引き起こします。
アメリカではインスリンを鼻から投与する治療法の研究が
進められています。鼻の粘膜からインスリンを吸収させ、脳の
神経細胞に直接送り込み、神経細胞の働きを改善しようという
治療法です。この研究は、アルツハイマー病を克服するための
大きな突破口になるかもしれません。
