予感はしていた。

いや、ほぼほぼそうだろうとも思っていた。だから取り乱したり泣いたり余計な不安はなかった。

「本当にそうなんだ。ガンなんだ…」が正直な気持ちかも。


そして、淡々と今後の提案をいくつかされる。

①進行の遅いガンだし悪性部分は3ミリにも満たないから経過観察する。

②ラジオ波焼灼療法で悪性部分だけ焼き切る。

③大きなしこりと共に右半分の甲状腺を切除する手術。

②の選択肢は事前情報になかった為、面食らう。肝臓とか他の臓器では良く採用される手法で最近、甲状腺でも適用されるようになったらしい。

が、まだ自費診療(たしか30万円)で出来る病院(先生)も限られているそう。


何にせよ、持ち帰り検討する事とした。家族にも相談しないとね。

時計を見ると20分ほどお話ししてしまっていた。告知も含めなので仕方ないような気もしたが、後の人に申し訳なくも思った。


会計を済ませると、表の出入り口が封鎖されていて裏口から出るよう案内される。




すっかり暗くなってクリスマス🎄のイルミネーションが綺麗だった。

よりによって告知の日がこんな季節じゃなくてもいいのにと思いつつ、悲しさが増す前に素早く地下へ潜って家路についた。


つづく