僕の映画史の始まりは、完全に父親による洗脳から始まった。
「ボディガード」「ウォーターワールド」「ロビンフッド」「インディ・ジョーンズ」「スターウォーズ」「逃亡者」など。
主にメジャーなところしか観てないが、幼い頃にケビン・コスナーとハリソン・フォードを刷り込まれた。
子供の頃に見た映画は、強く印象に残る。
だから、断片的だったりするけれど、少し思いをめぐらせば映像が蘇る。
そして、その脳裏に刻まれた映像は、人格形成というか、性格を決定づける要因になったりする。
「男は女性を身を呈して守らなきゃいけないんだ。」
とか
「人生は冒険だ!」
とか
「誰でも悪の心は持っているけれど、それに飲み込まれてはダメなんだ。」
とか
価値観や道徳、倫理感を形作る基礎になったりする。
ホントに良い子に育ったもんだ。
そして、単純だ。
しかし、子供とは往々にして単純で素直なものだ。
だからこそ、もし最初に見た映画が「羊たちの沈黙」だったら?
「シンドラーのリスト」だったら?
「チャイルドプレイ」だったら?
歴史的背景とか話の内容がわからなくとも、映像として強く残る圧倒的な負の印象が、その子にどんな影響を与えるか。
素直で単純な子供は危うい。
善悪の判断がまだつかない。
本能的な恐怖という感情を刺激された時に、大抵の子はそれを拒絶するかもしれないけれど、果たして全員がそうなるのか。
恐怖ではなく、もし快感であると感じてしまったら。
ありえない話ではないと思う。
というか、そもそもそんな映画を子供に見せようと思う、その親に問題がありそうな気が。
お父様が常識人で良かった。