こんにちは。
暑い毎日。エアコンなしでは、扇風機なしでは、辛すぎる今日この頃……
皆様、お久しぶりです。
スマホの使い方、未だによくわからないこともありますが、
とりあえず、なんとか基本的なことは、できるようになった次第であります(*^^*)
お待たせしました。
幼なじみと俺、完結させてみせます←
~~~~~
瑠花、
俺にとって、お前は、
幼なじみだっ…………
幼なじみ……か。
瑠花にとって、俺は?
…………俺にとって、瑠花は?
お前に出逢ったあの日から、約20年。
気づいたら、俺の人生の半分は、瑠花がいたんだ。
こんな簡単に、もう会わないなんて、そんなことあってもいいのかな。
俺は、俺は、
そんなの絶対に……
認めねぇーよ 。
わがままか?
自己満足か?
身勝手か?
♪♪♪~
あ?電話?…………マネージャーだ
潤「はい」
マネ「もしもし、今日松本さん、オフなんですけど、次のアルバムについて製作会社の方から、松本さんと打ち合わせしたいって、急に連絡があったんです。すみません、来れそうですか?」
潤「ソロのこと?」
マネ「そうだと思います。場所は、製作会社でお願いします」
潤「はい、大丈夫ですよ。すぐ向かいます」
予定入れてなくてよかった。
こうやって、仕事していれば、
余計なこと考えなくてすむ。
~製作会社~
潤「おはようございます」
南(アルバム製作担当)「おはようございます。どーも、どーも、すみませんね、オフだったんでしょ?」
潤「大丈夫ですよ……むしろ、仕事があって……」
南「松本さん?」
潤「…………え、あ、何でもありません。話進めましょう」
南「はい、えーと、………………」
仕事なのに、
しかも大事な打ち合わせなのに、
どうして?
瑠花ばかり浮かんでくる。
昨日のあの出来事が、思い返される。
あ、そうなのか…………
瑠花、俺、お前が
南「松本さん、聞いてます?」
潤「え?あ、はい」
南「今日、なんかおかしいですよ?疲れてるみたいですけど」
潤「すみません、今、プライベートがごたごたしていまして」
南「……ふぅ、ちょっと休憩しましょう。ね、誰かアレ、さっき買ったやつ持ってきて」
申し訳ないな、南さんにも、ここにいるスタッフにも。
俺のソロのために、集まってくれてるのに。
なのに……
南「松本さんは、いつも完璧だから、今日は、弱いところみれて、なんかちょっぴり嬉しかったですよ。たまには、まあ、人間ですから、ね!」
潤「いえ、ご迷惑おかけして、もうし」
南「まあまあ!!気にしないで」
潤「???」
南「はい、これっ、チーズケーキ!今話題のRukaで買ってきました!若い子の間で人気らしいですね。ご存じでしたか?オーナーって、昔女優さんだったらしいですよ、確か……わ、松本さん!?」
Rukaって、、、瑠花のケーキだ。
一生懸命、考えないようにしてるのに、なんで、出てくんだよ。
しかも、こんな形で、俺の前に姿を現して、
それにしても、
俺、なんで泣いてんだよ…………
南「……泣くぐらいに喜んでもらえてよかった。今日は、それを食べたら、終わりにしましょう。続きは、後日改めてってことでね…………美味しいですな。やっぱり、、うーん、美味しい」
瑠花の味は、今の俺には、しょっぱくて、甘くはなかった。
…………ねぇ、俺さ、こんな形で会いたくない。
お前自身に会いたい。
そう思っちゃう俺って、ワガママ?
潤「……南さん、すみません」
南「もう、いいですよぉ、謝らないでください」
潤「あ、そうじゃなくて、んと、それもあるんですけど、先上がらせていただきます。では」
南「え、え、ええ!?」
今日だけは、このお仕事、芸能のお仕事のこと、忘れてもいいですか。
ちょっとだけ、過去にタイムスリップしてもいいですか。
明日から、また 芸能人の俺 に戻るから。
今から、ほんの少しだけ、幼なじみと俺に時間をもらってもいいですか。
瑠花、あなたに会ってもいいですか。
潤「……はあ、はあ、はあ」
店員「いらっしゃいませ」
潤「あ、あれ……瑠花は?」
店員「今、ケーキを作っている最中で、奥におりますが」
そういって、店員は、店の奥を指差した。
あそこに、いる。
無我夢中で、俺を止めるこの店員を振り切って、奥へ、奥へ進んだ。
瑠花「……何があったの?騒がしいわね」
ケーキを作る手をとめ、こっちをみた。
瑠花「何で?どうしてここにいるの?」
潤「えと、あの、んと」
瑠花「もう、会わないって言ったよね」
潤「お前の作った、チーズケーキ食べたよ」
あ、何いってんだ、俺。
瑠花「そう……そこ、座れば?走ってきたみたいだし、水ぐらいだすわよ」
意外にも、瑠花の方が冷静で落ち着いていた。
こうやって、昔も、女優じゃない道を選んできたのか。
潤「ごめん、仕事中に、突然押し掛けちゃって」
瑠花「別に。でも、いつも、クールなあなたが珍しいわね。こんな息切らして、私に会いにくるなんて……。ふふふ」
さっきまで、かたかった瑠花の表情が、少しやわらかくなった。
瑠花「…………今だから、言えるけど、私、高校生のある日、誰よりも早く来て、潤の誕生日に、手作りのケーキ作って、手紙添えて、潤の席に置いといたんだよね」
え…………何それ
瑠花「早く、早く来ないかなってさ、教室のドアが開く度に心踊らせてたの。結局、急に取材入っちゃって、学校休んだんだよね。
あ、私と潤って、こういう運命なんだって。
私の一斉一代の賭けだったんだ。
ほら、私、こんなことするような、キャラじゃないし。
私と潤って、幼なじみのままだって、そこで腹をくくったのよ。
……あの日に、こうやって走ってきてくれていたらなって、今思っちゃった」
潤「…………」
瑠花「ねぇ、なんか、言ってよ。いつも、みたいに、ツッコミしてよ。じゃないと、私、私」
そっと、瑠花を抱き寄せた。
俺、何で今まで気づかなかったんだろう。
潤「ごめん……」
瑠花「女優やめたのだって、傍にいたら、潤がアイドルとして、大きくなれなくなっちゃうって思ったからなの。こわかった、こわかった」
潤「本当にごめんな……」
瑠花「でも、よかったじゃない。私が、潤の邪魔しなかったから、こんなにも、あなたは、みんなに愛される人になれた」
潤「それは、違う!!!」
瑠花「もう、潤から卒業させてください。ごめん、私のワガママだけど、これ以上近くにいると、私の今までやってきたことが、全部間違いに思えてきちゃうから」
そんな、辛そうに言うなよ。
潤「……じゃあな。俺のために、いろいろありがとう。たくさん傷つけて悪かった、幼なじみとして、瑠花は、最高過ぎた。…………大好きだ」
ゆっくり、瑠花から、離れて、店を走って出た。
これ以上、瑠花を苦しめたくない。
今は、すっげえ、胸が苦しくて、痛いけど、
俺には、瑠花がくれた、このあったかい何かがある。
だから、頑張れる。
瑠花、愛してる。
って、本当は、言いたかった。
でも、やっぱり、俺らは、幼なじみだな。
お前は、最高だった。
本当にありがとう、瑠花。
さようなら、俺の幼なじみ…………