朱里secret 期間限定?嵐ブログ -8ページ目

朱里secret 期間限定?嵐ブログ

楽しい分野は問わないありのままの日常を語る猫写メあり

こんにちは。
暑い毎日。エアコンなしでは、扇風機なしでは、辛すぎる今日この頃……
皆様、お久しぶりです。
スマホの使い方、未だによくわからないこともありますが、
とりあえず、なんとか基本的なことは、できるようになった次第であります(*^^*)
お待たせしました。
幼なじみと俺、完結させてみせます←







~~~~~


瑠花、
俺にとって、お前は、

幼なじみだっ…………

幼なじみ……か。

瑠花にとって、俺は?




…………俺にとって、瑠花は?



お前に出逢ったあの日から、約20年。

気づいたら、俺の人生の半分は、瑠花がいたんだ。  


こんな簡単に、もう会わないなんて、そんなことあってもいいのかな。


俺は、俺は、
そんなの絶対に……

認めねぇーよ 。


わがままか?
自己満足か?
身勝手か?


♪♪♪~

あ?電話?…………マネージャーだ


潤「はい」


マネ「もしもし、今日松本さん、オフなんですけど、次のアルバムについて製作会社の方から、松本さんと打ち合わせしたいって、急に連絡があったんです。すみません、来れそうですか?」


潤「ソロのこと?」


マネ「そうだと思います。場所は、製作会社でお願いします」


潤「はい、大丈夫ですよ。すぐ向かいます」


予定入れてなくてよかった。

こうやって、仕事していれば、

余計なこと考えなくてすむ。



~製作会社~

潤「おはようございます」


南(アルバム製作担当)「おはようございます。どーも、どーも、すみませんね、オフだったんでしょ?」


潤「大丈夫ですよ……むしろ、仕事があって……」


南「松本さん?」


潤「…………え、あ、何でもありません。話進めましょう」


南「はい、えーと、………………」


仕事なのに、

しかも大事な打ち合わせなのに、

どうして?

瑠花ばかり浮かんでくる。  

昨日のあの出来事が、思い返される。

あ、そうなのか…………

瑠花、俺、お前が


南「松本さん、聞いてます?」


潤「え?あ、はい」


南「今日、なんかおかしいですよ?疲れてるみたいですけど」


潤「すみません、今、プライベートがごたごたしていまして」


南「……ふぅ、ちょっと休憩しましょう。ね、誰かアレ、さっき買ったやつ持ってきて」


申し訳ないな、南さんにも、ここにいるスタッフにも。

俺のソロのために、集まってくれてるのに。

なのに……


南「松本さんは、いつも完璧だから、今日は、弱いところみれて、なんかちょっぴり嬉しかったですよ。たまには、まあ、人間ですから、ね!」


潤「いえ、ご迷惑おかけして、もうし」


南「まあまあ!!気にしないで」


潤「???」


南「はい、これっ、チーズケーキ!今話題のRukaで買ってきました!若い子の間で人気らしいですね。ご存じでしたか?オーナーって、昔女優さんだったらしいですよ、確か……わ、松本さん!?」



Rukaって、、、瑠花のケーキだ。

一生懸命、考えないようにしてるのに、なんで、出てくんだよ。


しかも、こんな形で、俺の前に姿を現して、

それにしても、

俺、なんで泣いてんだよ…………


南「……泣くぐらいに喜んでもらえてよかった。今日は、それを食べたら、終わりにしましょう。続きは、後日改めてってことでね…………美味しいですな。やっぱり、、うーん、美味しい」


瑠花の味は、今の俺には、しょっぱくて、甘くはなかった。

…………ねぇ、俺さ、こんな形で会いたくない。

お前自身に会いたい。

そう思っちゃう俺って、ワガママ?


潤「……南さん、すみません」


南「もう、いいですよぉ、謝らないでください」


潤「あ、そうじゃなくて、んと、それもあるんですけど、先上がらせていただきます。では」


南「え、え、ええ!?」


今日だけは、このお仕事、芸能のお仕事のこと、忘れてもいいですか。


ちょっとだけ、過去にタイムスリップしてもいいですか。


明日から、また 芸能人の俺 に戻るから。


今から、ほんの少しだけ、幼なじみと俺に時間をもらってもいいですか。


瑠花、あなたに会ってもいいですか。




潤「……はあ、はあ、はあ」


店員「いらっしゃいませ」


潤「あ、あれ……瑠花は?」


店員「今、ケーキを作っている最中で、奥におりますが」


そういって、店員は、店の奥を指差した。

あそこに、いる。

無我夢中で、俺を止めるこの店員を振り切って、奥へ、奥へ進んだ。


瑠花「……何があったの?騒がしいわね」


ケーキを作る手をとめ、こっちをみた。


瑠花「何で?どうしてここにいるの?」


潤「えと、あの、んと」


瑠花「もう、会わないって言ったよね」


潤「お前の作った、チーズケーキ食べたよ」


あ、何いってんだ、俺。


瑠花「そう……そこ、座れば?走ってきたみたいだし、水ぐらいだすわよ」


意外にも、瑠花の方が冷静で落ち着いていた。

こうやって、昔も、女優じゃない道を選んできたのか。


潤「ごめん、仕事中に、突然押し掛けちゃって」


瑠花「別に。でも、いつも、クールなあなたが珍しいわね。こんな息切らして、私に会いにくるなんて……。ふふふ」


さっきまで、かたかった瑠花の表情が、少しやわらかくなった。


瑠花「…………今だから、言えるけど、私、高校生のある日、誰よりも早く来て、潤の誕生日に、手作りのケーキ作って、手紙添えて、潤の席に置いといたんだよね」


え…………何それ


瑠花「早く、早く来ないかなってさ、教室のドアが開く度に心踊らせてたの。結局、急に取材入っちゃって、学校休んだんだよね。

あ、私と潤って、こういう運命なんだって。

私の一斉一代の賭けだったんだ。
ほら、私、こんなことするような、キャラじゃないし。
私と潤って、幼なじみのままだって、そこで腹をくくったのよ。

……あの日に、こうやって走ってきてくれていたらなって、今思っちゃった」


潤「…………」


瑠花「ねぇ、なんか、言ってよ。いつも、みたいに、ツッコミしてよ。じゃないと、私、私」


そっと、瑠花を抱き寄せた。

俺、何で今まで気づかなかったんだろう。


潤「ごめん……」


瑠花「女優やめたのだって、傍にいたら、潤がアイドルとして、大きくなれなくなっちゃうって思ったからなの。こわかった、こわかった」


潤「本当にごめんな……」


瑠花「でも、よかったじゃない。私が、潤の邪魔しなかったから、こんなにも、あなたは、みんなに愛される人になれた」


「それは、違う!!!」


瑠花「もう、潤から卒業させてください。ごめん、私のワガママだけど、これ以上近くにいると、私の今までやってきたことが、全部間違いに思えてきちゃうから」


そんな、辛そうに言うなよ。


潤「……じゃあな。俺のために、いろいろありがとう。たくさん傷つけて悪かった、幼なじみとして、瑠花は、最高過ぎた。…………大好きだ」


ゆっくり、瑠花から、離れて、店を走って出た。

これ以上、瑠花を苦しめたくない。

今は、すっげえ、胸が苦しくて、痛いけど、
俺には、瑠花がくれた、このあったかい何かがある。

だから、頑張れる。



瑠花、愛してる。



って、本当は、言いたかった。


でも、やっぱり、俺らは、幼なじみだな。


お前は、最高だった。


本当にありがとう、瑠花。


さようなら、俺の幼なじみ…………