すみません!
プライベートが立て込んでましてね。
なんせ、なんせ、
年度末ですから。
忘れていたわけではないのですよ。
言い訳はこれぐらいにして……
やりましょう!
ま、今後とも、この適当な朱里についていってくだされば…
ありがたき幸せ。
ニノが、冒険しそうで、危険な展開なのですが……
ニノを応援してくださいませ。
~某キャバクラ~
キャバ嬢「……あれ、あなたは……きゃーーーーー!!」
叫びだすキャバ嬢の口を慌ててふさいだ。
ニノ「お願い、静かにして。ちょっと、君、店出てくれない?話があるんだ」
誰だか知らないけれども、この女性を店外に連れ出した。
キャバ嬢「話ってなんですか!?あ、私、今彼いるんですけど、別れます!!ニノの方が何倍もいいし」
ニノ「いや、そうじゃなくて」
キャバ嬢「もう、照れなくてもいいんですよん♪外に連れ出してまで、そんなこと言うなんて、照れ屋さんなんだからぁ!」
ニノ「ちが…もう、話聞いて」
……はあ、ようやく黙ってくれた。
ニノ「実は、アリサちゃんのお母さんを探していて、この店にいるんだよね?」
キャバ嬢「……アリサちゃん……?わからないなぁ。名字は?源氏名は?」
ニノ「名……字?源……氏名?」
そういえば、お母さんのこと何も知らない。
働いている店しか、書いてなかったし。
キャバ嬢「あ、れぇ~?わからないですか?」
ニノ「……はい」
??「ちょっと、いつまで油売ってるの……誰、あなた。お客様?それとも、その娘のいい人?」
キレイな人だなあ。
品があるし、このキャバ嬢みたいに、はだけたドレス着てなくて、着物だし。
キャバ嬢「もう、オーナー違いますよぉ」
……オーナー?
キャバ嬢「ニノですよ。嵐のニノ」
??「あぁ、失礼しました」
この人、驚かないんだ。
芸能人とか結構来るのかな?
??「カエデ、早く店にお戻り。社長さん、もういらっしゃってるわ」
キャバ嬢「はい」
ニノ「あのー、この店のオーナーさんなんですよね?」
??「ええ。確かに、カエデの言う通りオーナーですが、店の方は引退して、経営に専念していますの。結婚することになりまして、ようやくやりたいことできるのよ」
ニノ「……あ、あなたが、アリサちゃんのお母さんで南幸男の婚約者?」
??「えぇ、でも、どうして」
ニノ「名前は?」
??「え、百合絵だけど」
ニノ「俺は、アリサちゃんのパパ……いや、友達なんです。百合絵さん、あなたしか、南からアリサちゃんを救えないんだ!!」
そうだ。
実の母である、あなたしか南からアリサちゃんを守れない。
百合絵「はあ」
溜め息?
百合絵「幸男さんの何がいけないのよ。幸男さんは、アリサのこと、たぶん私より愛してるの。あなた、アリサから何を聞いたか知らないけど」
ニノ「最後にアリサちゃんと話したのは、いつですか?」
百合絵「さあ……?いつだったかしらね。一昨年?もっと前かな?仕事が起動にのっててね、全然家に帰れなくて、幸男さんにアリサのこと任せてあるから……もういい?」
ニノ「あ、ちょっと」
足早に店に戻ってしまった。
あの人、とてもじゃないけど、実の母親だと思えない。
アリサちゃん、どうしたら救えるんだろう。
わからないよ。
まずしなきゃいけないのは、あのお母さんを目覚めさせることだな。
でも、どうやって……。
百合絵「あら、まだいらしたの?もう、閉店の時間よ」
いったい、何時間、ここにいたんだ……。
ニノ「アリサちゃんに一目でいい。会ってやって。話を聞いてやって」
百合絵「んもう!しつこいわね。ニノ、あなたの話を聞かせてくださらない?いいっていうなら、考えてあげてもいいわよ」
よっしゃあ!うんと言わないやつがどこにいる!
ニノ「いいよ。いいですよ」
百合絵「じゃあ、明日定休日だから、あのカフェに夜の9時でいいかしら」
9時か、……よし、大丈夫だ。
ニノ「わかりましたよ」
百合絵「では、またね」
いっかい、家に帰って休もう。
せっかくの休みというのに、疲れた1日だったな。