昨日から「台湾仏教慈善団体」が輪島市内の被災者に対する見舞金の配布が始まっています。

私は辰口温泉に二次避難している方を連れて輪島のキリコ会館まで行ってきました。

二次避難している方の中には携帯電話や車のない方もおり、昨日はどちらも持たない方の送迎でした。

9時頃に行った人は2時間ほどかかったそうですが、昼一に行った町内の人は1時間足らずで見舞金をいただきました。

辰口温泉を9時に出て帰ったのが午後4時頃でした。

往復所用時間は約5時間あまり。

運転手より助手席の方が揺られて疲れたことでしょう。

それにしても、異国の被災者に対して巨額の見舞金を配布する台湾の仏教団体の運営はどうなっているのか気になります。

同じ仏教国の日本、輪島のお寺さんは信徒に対してお見舞いをしているとは聞きません。

輪島市内の住家がこれだけ甚大な被害が出ていることから、お寺さんが被災したとしても寄進をお願いするのは極めて難しいと思います。

台湾の仏教団体は基金を創設しており、今回の見舞金はその基金から供出したもののようです。

災害王国の日本において、日本仏教も災害有事等に備えた基金創設を視野に入れた取り組みが必要かもしれません。

多くのお寺さんが葬式仏教に成り下がっていると言われて久しいですが、お寺さんそれぞれに考えるときではないでしょうか。

昨日はキリコ会館前に警察官が出て交通整理を行っていました。

マリンタウン競技場は応急仮設住宅が建設されています。

その仮設住宅の駐車場への出入り口として、キリコ会館前の交差点の真ん中が進入口になっています。

一般道路ではこのような進入口の設置は安全上からあまり見かけません。

先日、仮設住宅に住む子育て中のお母さんから危険運転が多いので何とか改善できないかと相談を受けました。

担当課の職員に話しましたが、優先すべき事案があるのでしばらく待って欲しいとのこと。

応急仮設住宅があるからやむを得ない・・・と言いたかったのでしょうか？

歩道を歩く人に危険が及ぶ恐れがあるなら、一日も早く対処すべきと訴えときました。

今週、検討結果を聞きに行ってきます。

復旧事業に追われている各担当課の職員の皆さん。

どれだけ多忙であっても管理職は広角な視点で見ないとすべて後手を踏みます。

すべては先を見て先手先手で対応できればこんなに復旧作業が遅れることはなかったでしょう。

6月も今日で終ります。

能登半島地震発生からもう半年になります。