悲しい知らせが届いた。
そもそもの出会いは、もう２０数年前。同じ業界に身を置く良きライバルとして
時には激しく言い合い、文句を言い合いながらも、どこか お互い信頼し
大好きだった（少なくとも俺はそう思っている・）
不思議と、同じような仕事を拝命、同じような経歴を過ごしてきた。
それだけに、いつも業界の会合・節目節目で顔を合わせ 飲み・遊んだ。
生まれ育ったところも近く、性格もよく似て ガラも悪く口も悪い・・
それでいて、おしゃれで 茶目っ気たっぷり・・
何度か 一緒に業界の仲間と旅することがあったが、常に手には酒とたばこ
あげく、着いてゴルフのプレー中もウィスキーをポケットボトルに入れぐびぐびと・
豪快な奴であった。
もう、お互い歳なんだから ちょっとは控えろよ と言う私に これが無くなったら
自分じゃなくなる・・なんて屁理屈を言っていた彼
そんな減らず口の奴が、ここ最近は さすがに体調を崩し 控えるようになっていた。
会う機会も それに伴い減りたまに 電話で元気か？止まり。
それでも気になり、彼の会社の人間に会うと 必ず 様子は確認していたのだが・・
つい最近も お元気です！
そう聞いていただけに つらい。
あの、強面の 茶目っ気たっぷりの笑顔が忘れられない。今夜は彼の思い出を胸に乾杯