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「ともちゃんの手作り電気自動車雑記」

 1996年1月に電気自動車に出会ってから、今日までの感じてきたことを、いろんな視点で書いていきます。

 先ほど読み終わった。


トヨタの危機
著者の舘内端氏は、自動車評論家であり、日本EVクラブ代表です。

内容は帯に書かれているとおり、ハイブリット車から一気に燃料電池車に移行しようとするトヨタの今の戦略の危惧が書かれていた。まだ一読しただけだが、最新情報満載の良い内容だった。特に燃料電池車については、一般に言われている情報・記事が典型的な「嘘ではないけれど本当ではない。」ことがよく分かった。(例:水素は何処かを掘っても出ない。作るしかない。多くのエネルギーを使って作るしか無いが、そのエネルギーをガソリンや天然ガスから作った場合、トータルで考えるとハイブリット車の方が燃料電池車よりも燃料代もコストが安く、CO2排出量も少ない。・・・燃料電池車単体が走っている状態では、水しかでないが、走らせるため水素は簡単には作れない。)

 そして、この本で私が気に入ったのが、あとがき「本当のトヨタの危機」の”・成長幻想 と ・新しい江戸時代を生きる”だった。

「最近私は、昨日と今日と明日が何も変わらず同じであるような社会にあこがれるようになった。・・・」で始まる最後の章には、私が求める千年持続社会と同じベクトルを感じた。