A  「民間感覚で」

B 「徹底的に政治を見える化し」

かつ

C  「全体最適な政策提言をする」

   

100政党(注1)について、明らかにする必要があります。

注1:100政党とは、100プロが創設する政党のこと。仮の名前です(笑)

 

これは私が創造したコンセプトになりますが、

政治の目的を 3つに分けます(注1)。

① 経済成長、もしくは、それ以外の成長を促進する 活動

② 再配分 活動

③ 人類が100年後に戦争をしない仕組みをつくる + 外交 活動

注1: このコンセプトはとても重要なので、別途 ブログに書きます。

 

100政党で大事なポイントは ② に関しては、関与を最小化する、

ということです。

 

再配分は、率直に言って、感情的な議論になりがち、ですし、

声が大きい人の意見が通ることが多い。

そこに絡むと、100プロの実現にはプラスになることが少ない。

 

再配分も大事な政治です、が、そこは、他の国会議員や、特に

「地域での選挙を戦い、その地域を代表として、国会議員になった人」

に任せたい、と思います。彼らは、ある意味、その地域の民意を得て、

国会議員になったので、その地域の最適(=部分最適)のために

一定程度、政治活動する責務もあるかと思います。

 

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話を少し戻します。

 

A:「民間感覚で」 とはどういう意味なのか?

 

私の小さな経験をお話します。

以前に、あるマンションの理事長をやっていた時に、大規模修繕があり、

確か、4000万円くらいのコストがかかりました。私はその時、工事契約書に

ハンコを押したのですが、一瞬で「押せた」のです。小さな会社を「経営」している

社長としては、オドロキの行為でした。自分の会社ならば、4000万円の発注は

3日3晩 悩んで、結局、ハンコを押せないだろう、と思いました。つまり

「他人のお金って、本当に簡単に使えるんだ、、、」

ということを血肉で理解した瞬間だったのです。

 

国の無駄遣いは、元を糺せば、他人のお金だから、乱暴に使ってしまう。

 

ということなんだと思います。「民間感覚で」というのは、

もし自分のお金だったら、、、

それがイメージしづらいとしたら、

もし自分の会社だったら、、、

という 徹底したコスト意識を持って、お金を使う! という意味です。

 

 

B:「徹底的に政治を見える化し」 とはどういう意味なのか?

 

ある大学の食堂が毎日混みあって、ランチ時には大混雑が起こる、という

問題があったそうです。それを解決するために、行列を1列に長く

「見える化」したところ、現場で 混雑がある程度、見える化(もしくは数値化)

され、現場から様々な改善案も出るようになり、大混雑は随分と緩和された、

ということがあったそうです。

 

私が以前に働いていた会社では、新人が電話に出る、という慣習があり、

私は随分とそれを嫌っていました(笑) そこで、電話が鳴る回数、時間帯、

電話を受けることで受ける時間資源のマイナス(集中が切れて、集中に

戻るまで10~15分かかる、という脳科学のデータもあります)を

「見える化」し、私が如何に 新人という理由で 時間的なダメージを

被っているか?を 説明したところ、自然に 分担がなされた、ということも

ありました。

 

「見える化(数字化)」は すべての改善の 第一歩目、です。

 

その第一歩目を行う政党、ということです。

 

 

C: 「全体最適な政策提言をする」 とはどういうことなのか?

 

政治とは世の中の変化に合わせ 生まれてくる

「政治的な課題」 を解決する活動であるべき、です。

 

新しい仕組み(法律)をつくる活動であるべき、です。

 

しかし!! そこに大きな、大きな課題があります。

 

新しい何かを創る! ということは 古い何かを壊す!ということと同義だ、

ということです。

 

例えば、自動運転を推し進める、ということは、10年単位で見ると、

タクシー業界を壊すことになるかも? しれないし、運送業界を壊すことに

なるかも?しれません。

 

もう1度 大事なので 繰り返します。

 

「何かを創る、ということは、何かを壊すということと ほぼほぼ同義」なんです。

 

その時に、自動運転を進めるのか?止めるのか? を「部分最適」ではなく

「全体最適」で考え、政策提案をします。タクシー業界だけのことを想えば、

止めるべき。では、日本国民全体(=全体最適)を考えた時はどうすべきなのか?

それに対し、まっすぐ、逃げずに 政策提案をするのが 100政党、ということに

なります。

 

ただし、大事な大事なポイントがあります。

100政党は、時代の変化や、それを後押しする法律によって、

ダメージを受けるであろう業界/団体/人 に関しては、

分厚いサポートをしていく政党、ということです。

 

具体的に言うと、10年は「事業構造の変化」に対する補助金も出します。

最初の3年で 分厚く出し、残りの 7年は 薄く、長く出します。

「申し訳ないけれど、10年で 変化してくれ!」 という厳しい要求を

特定の会社や団体にするかも? しれない政党、ということになります。

 

でも、政治って、本来、そうあるべきではないでしょうか?

 

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毎度、かなり粗い議論になりますが、

100政党の目的2つがある程度、明確になりました。

① は純粋な 100プロを実現するための 目的。

② は純粋に 日本国民全体のために

「民間感覚で無駄遣いをなくし」

「徹底的な見える化で、政治の質の向上に貢献し」

「全体最適な政策提案を行う」

ということです。①を実現するために、②という付加価値も加えることで、

国民の信頼を得たい、ということになります。

 

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