
銀座博品館劇場にて我らが前田亜美主演の舞台「緋色八犬伝(あけいろはっけんでん)」を観劇してきました タイトルからお分かりになる通り、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』が基になっている作品ですがそこはオリジナル作品 八犬士や勿論原作に登場する人物は登場しますが内容はかなり脚色されていました
今回あーみんは昨年8月に続く2度目の主演・座長 ですが今回はAKBを卒業してから、オスカープロモーションに所属してからそれぞれ初めての主演という事でかなりプレッシャーを感じていたようです 当然ですよね これからに関わってしまうかもしれませんから
あーみんに続く準主役にはらぶたん(多田愛佳ちゃん) あーみんからすると盟友といえる存在のらぶたんがいたので心強かったと思います
あーみんはその八犬士の中でも犬塚信乃役 私もそこまで詳しくないのですが二次創作ものでは主役とされる事が多いようです(実際にTBSで2006年にタッキーが主役を務めた里見八犬伝では信乃が主人公でした) らぶたんは里見家の姫、城之戸姫役 ですが実はこの2人はもしもの時に備えて入れ替わって育てられあーみんが本物の城之戸姫で、らぶたんが信乃でした 途中伏線はあるもののそれが明らかになった時のあーみんとらぶたんそれぞれの迫真の演技には胸を打たれました
盟友とは言ったもののこの2人、舞台での共演は1度あるものの直接的な辛味がほぼ無かったので長い付き合いでの信頼関係はあるもののお芝居での辛味が未知数 ですがその心配がいらないぐらい(というか心配なんてそもそも頭にありませんでした)
八犬士もそれぞれの運命に導かれ、戦いに身を投じていく 但し全員が最後まで共に戦わないというのが大きなミソ これには考えさせられました
そして全体的に登場人物が多く展開が早いもののそれが気にならないぐらい惹き込まれました 八犬士の敵である蟇田素藤と玉梓も(今作では夫婦役)完全な悪ではなく彼らなりの信念に基づいていた所に悪役の美学が見て取れました
そしてもう1つ嬉しかったのがこの舞台のサントラにソロであーみんが歌唱するテーマ曲が収録されていた事 優しい透き通った歌声がとても綺麗です アイドルだったもののとうとうソロ曲はなく卒業したのが心残りでしたが今回が良い機会になりました
総括として2017年最初の舞台出演から良い意味でとんでもないものを見せられてしまいました 女優前田亜美の前途は明るいと思わずにはいられない作品でした また次の舞台でも素晴らしい活躍を見せてくれる事でしょう あーみん、らぶたん 座組の皆さんお疲れ様でした





