センター試験にもITの波がおしよせた。
21、22日の大学入試センター試験で、英語のリスニング(聞き取り)テストが初めて行われる。約55万人の受験生の大半が、配布されたICプレーヤーで一斉に挑む。同センターは円滑な実施に自信をみせるものの、受験生側からは故障や騒音によるトラブルへの不安の声も上がっている。
リスニングテストは、英語のコミュニケーション能力重視の新学習指導要領で学んだ高校生の大学受験を機に導入された。英語受験者は必須で、配点は筆記200点に対し50点。国公立大の多くが合否判定に利用する。
試験会場の放送設備ではなく、巻き戻しや一時停止が一切できないICプレーヤーを受験生に1台ずつ配布する新方式を採用する。
しかしながらこれには大きな問題が存在しないだろうか?
問題そのⅠ→故障
大学入試センターは「プレーヤーは腰の高さから落として動作を確認しており、故障はまずない」と話す。だが、約55万台がすべて正常に動く保証はない。予備機は50人につき2台。京都大学では試験官から「トラブルを訴えられても、確認しているうちに問題が進んでしまうので予備機を渡すしかない。それにしては数が少ない」などの指摘が相次いだ。
事故機はセンターが回収するが、トラブルが確認できなければ「不正行為」とみなされる可能性も。河合塾進学事業推進部の藤橋研二チーフは「たとえ故障が1、2台でも、それに当たった受験生への影響は避けられない」と話す。航空機などの騒音、せきやくしゃみなど「日常的な生活騒音」の邪魔が入っても再試験などの救済措置は取られない。
基地に近い琉球大学では、米軍に上空の飛行を避けるよう申し入れた。北海道大学では「せきのひどい受験生がいて苦情が出た場合、別室での受験も検討する」。また、京大では一つの机に受験生3人がけを予定していたが「真ん中の人が退出する際、端の人のリスニングに影響する」として2人がけに変更した。
問題そのⅡ→予算
約55万人ぶんのICプレーヤーっていくらぐらいするんでしょうね。
ちなみにICプレーヤーが一台5000円すると仮定。
55万台購入すると、5000×55万=2750000000円!
いやはや、
センター試験もかわったもんだ。
私が受けたのはもう4年前の話ですがね。