PIERROT さいたまスーパーアリーナ 2日目
ピエロさいたまスーパーアリーナ2日目
この日は、
ライブが開園するずいぶん前から友達と会場で集合
ロトを買って、友達と騒いだり、
いろんな人に声掛けて交換してもらったり
それに、少し歩けば知り合いに出会うのがうれしくて
あぁ、PIERROTは自分のホームだと。
2日目はスタンド最下手の花道前
メンバーが花道に来たら、アリーナより近い…!
そして、2日目は相方とみる。
久しぶりすぎてうれしい。
ステージの上にモニターがあったので
1曲目がHEVENだったらいいななんて思っていたら
本当に1曲目がHEVEN
相方が泣いているのを見て、自分も泣く
これ、武道館思い出す。大好きだったな…青春だったな…
ずっと聞きたかったドラキュラでテンションが上がる。
最後はCHCLD
正直、チャイルドはあまり馴染みのない曲だったので
え、チャイルド…
なんて思っていたけど、こんなに良い曲だったなんてこの日のライブで知った
明日も何も変わらずに、歩いていくだけだったとしても
茫然と生きている今の自分を指された気がした
抜け出したいけど、
毎日どうしたらいいのかわからずにただ気持ちだけが焦って生きている
でも、そんな自分ですら肯定されている気がした
だからとても泣けた
キリトは優しい、
しゃべったことも無いので、当人の本当の性格や人柄や雰囲気はわからないけれど
少なくとも、表舞台に立って自分の前で歌っているキリトは、優しくて強い
(わたしからどんどんお金を巻き上げていくけど…)
最後の蜘蛛の意図で、あっさり2日間は終わった
終わってしまうと、
本当にあれだけ待ち焦がれていたことを忘れてしまうぐらい
いつもの日常にあっさり上書きされる
でもそれでいいと思う
わたしはわたしの生活があって
たまにみんなが集まって騒ぐ
なんだか同窓会のようなライブだった
この日は、
ライブが開園するずいぶん前から友達と会場で集合
ロトを買って、友達と騒いだり、
いろんな人に声掛けて交換してもらったり
それに、少し歩けば知り合いに出会うのがうれしくて
あぁ、PIERROTは自分のホームだと。
2日目はスタンド最下手の花道前
メンバーが花道に来たら、アリーナより近い…!
そして、2日目は相方とみる。
久しぶりすぎてうれしい。
ステージの上にモニターがあったので
1曲目がHEVENだったらいいななんて思っていたら
本当に1曲目がHEVEN
相方が泣いているのを見て、自分も泣く
これ、武道館思い出す。大好きだったな…青春だったな…
ずっと聞きたかったドラキュラでテンションが上がる。
最後はCHCLD
正直、チャイルドはあまり馴染みのない曲だったので
え、チャイルド…
なんて思っていたけど、こんなに良い曲だったなんてこの日のライブで知った
明日も何も変わらずに、歩いていくだけだったとしても
茫然と生きている今の自分を指された気がした
抜け出したいけど、
毎日どうしたらいいのかわからずにただ気持ちだけが焦って生きている
でも、そんな自分ですら肯定されている気がした
だからとても泣けた
キリトは優しい、
しゃべったことも無いので、当人の本当の性格や人柄や雰囲気はわからないけれど
少なくとも、表舞台に立って自分の前で歌っているキリトは、優しくて強い
(わたしからどんどんお金を巻き上げていくけど…)
最後の蜘蛛の意図で、あっさり2日間は終わった
終わってしまうと、
本当にあれだけ待ち焦がれていたことを忘れてしまうぐらい
いつもの日常にあっさり上書きされる
でもそれでいいと思う
わたしはわたしの生活があって
たまにみんなが集まって騒ぐ
なんだか同窓会のようなライブだった
PIERROT さいたまスーパーアリーナ 1日目
全然ブログ更新してなかった…
PIERROTさいたまスーパーアリーナの1日目
会場に到着した時間が遅かったので
会場周辺は真っ暗
ピエロのライブでは
いつもライブが始まるだいぶ前の時間から友達とワイワイしていたので
到着してすぐに会場に入るのがとてもさみしい…
1日目はアルルカン席だったので
専用の入り口へ
グッズも並ばず買えるって…快適!
席はアリーナ10列目ぐらいだったのだけど、
実際会場に行くと思っていたより遠い…
アリーナってこんなに距離あるのか…
ライブがはじまって、キャーと声がする
けど、まわりがザワついたのはその時だけで
結構動きはおとなしい。
どうやってリアクションしたらいいのか、自分はわからなかった…
今まで待ち焦がれていた日がきたというのに
こんなに淡々とはじまって、時間が過ぎていくのかと期待と現実のギャップに焦る
懐かしい曲が演奏されていくけど、心の中は冷静で、
この時間を無駄にしないように必死になってテンションを上げようとしていた気がする
曲が体に染みついて、振りは完璧!
でも、気持ちは冷静…
最後にSEPIAを聴いたとき、雨の野音を思い出した
いつの日かこれで、よかったと何気なく思うのだろう
そう、
これでよかったと思っている、今。
PIERROTさいたまスーパーアリーナの1日目
会場に到着した時間が遅かったので
会場周辺は真っ暗
ピエロのライブでは
いつもライブが始まるだいぶ前の時間から友達とワイワイしていたので
到着してすぐに会場に入るのがとてもさみしい…
1日目はアルルカン席だったので
専用の入り口へ
グッズも並ばず買えるって…快適!
席はアリーナ10列目ぐらいだったのだけど、
実際会場に行くと思っていたより遠い…
アリーナってこんなに距離あるのか…
ライブがはじまって、キャーと声がする
けど、まわりがザワついたのはその時だけで
結構動きはおとなしい。
どうやってリアクションしたらいいのか、自分はわからなかった…
今まで待ち焦がれていた日がきたというのに
こんなに淡々とはじまって、時間が過ぎていくのかと期待と現実のギャップに焦る
懐かしい曲が演奏されていくけど、心の中は冷静で、
この時間を無駄にしないように必死になってテンションを上げようとしていた気がする
曲が体に染みついて、振りは完璧!
でも、気持ちは冷静…
最後にSEPIAを聴いたとき、雨の野音を思い出した
いつの日かこれで、よかったと何気なく思うのだろう
そう、
これでよかったと思っている、今。
PIERROT さいたまスーパーアリーナ~Angeloこと~
***
PIERROTの再結成が決まってからも
今まで以上に活動が活発になっていくAngelo…
10月4日、天使の日
ブルーシアターが落選してしまったので
六本木ヒルズの映画館でショートフィルムとライブ中継を見にいきました。
正直、自分には映画の内容がよく理解できませんでした…
ただ、Angeloの音楽は、
映画のエンドロールのような、壮大な物語が終わったあとにそえられるような、
何かを悟ったような、感情があるようで淡々と見据えたような曲が多いと思っていたので
ショートフィルムのあとにSCAREがきたときに、この魅せ方の提案にただただ感心してしまいました。
具現化した物語がそえられることによって
曲の世界観がより濃く、感情を帯びたものにきこえました。
Calvaryやロザリオ、Winter Moon、See You Again、Ruins等々、
映画のエンドロールにきたらグッとくると思います…
CONVICTIONなんか、自分の中ではバジリスクのエンディングになっています。
ライブ中継については、ライブ会場との距離感と閉塞感を感じて、
そこまで感情移入できませんでした。
アホになるくらい会場が爆音で、さらに、中継会場をもっと意識して、
煽るようなパフォーマンスが多くあったら良かったなと思いました。
***
10月中旬にはSCARE発売にあわせ、集中してインストが開かれました。
タワレコ新宿のCDお渡し会。
今まで大勢の中の1人として遠くから一方的に観戦するだけだった身分ですが
人生ではじめてキリトに1対1で接近できる日…(一瞬ですが)
こんな日は、もう2度とないかもしれないと勇気をふりしぼって
「大好きです!!!!」(←今ふりかえるとキモイ)
と声をかけたら
チラッとこちらを見て、にこやかに会釈をしてくれました。
キリトのとってはたくさんのファンのひとりの、一瞬のことだったかもしれませんが
自分にとっては生涯記憶に残るであろう大切な瞬間となりました。
***
その後も、
この人たち、ほんとに数週間後にさいたまスーパーアリーナという大舞台でライブをやるのかと不安になるくらい
Angeloの活動は勢いを止めることなく過密に続いていました。
むしろ、このタイミングでのライブやCDのリリースやインストやFC旅行は
Angeloとピエロの両立ではなく、Angeloあってこそのピエロだという宣言を表しているのかなとも感じます。
そんな事宣言するまでもなく、
ごく自然にAngeloがピエロを超える存在になっているような気もします。
ピエロはもうすでに、Angeloの前では「ちょっと特別なおまけ」の位置付けにすら感じました。
自分自身、ピエロのライブもとても楽しみではあるけれど、
それと同じくらい、Angeloの次のツアーやアルバムも楽しみな気持ちでした。
***
そんな気持ちで、10月24日と25日は刻々と近づいてきました。
***
つづく
PIERROTの再結成が決まってからも
今まで以上に活動が活発になっていくAngelo…
10月4日、天使の日
ブルーシアターが落選してしまったので
六本木ヒルズの映画館でショートフィルムとライブ中継を見にいきました。
正直、自分には映画の内容がよく理解できませんでした…
ただ、Angeloの音楽は、
映画のエンドロールのような、壮大な物語が終わったあとにそえられるような、
何かを悟ったような、感情があるようで淡々と見据えたような曲が多いと思っていたので
ショートフィルムのあとにSCAREがきたときに、この魅せ方の提案にただただ感心してしまいました。
具現化した物語がそえられることによって
曲の世界観がより濃く、感情を帯びたものにきこえました。
Calvaryやロザリオ、Winter Moon、See You Again、Ruins等々、
映画のエンドロールにきたらグッとくると思います…
CONVICTIONなんか、自分の中ではバジリスクのエンディングになっています。
ライブ中継については、ライブ会場との距離感と閉塞感を感じて、
そこまで感情移入できませんでした。
アホになるくらい会場が爆音で、さらに、中継会場をもっと意識して、
煽るようなパフォーマンスが多くあったら良かったなと思いました。
***
10月中旬にはSCARE発売にあわせ、集中してインストが開かれました。
タワレコ新宿のCDお渡し会。
今まで大勢の中の1人として遠くから一方的に観戦するだけだった身分ですが
人生ではじめてキリトに1対1で接近できる日…(一瞬ですが)
こんな日は、もう2度とないかもしれないと勇気をふりしぼって
「大好きです!!!!」(←今ふりかえるとキモイ)
と声をかけたら
チラッとこちらを見て、にこやかに会釈をしてくれました。
キリトのとってはたくさんのファンのひとりの、一瞬のことだったかもしれませんが
自分にとっては生涯記憶に残るであろう大切な瞬間となりました。
***
その後も、
この人たち、ほんとに数週間後にさいたまスーパーアリーナという大舞台でライブをやるのかと不安になるくらい
Angeloの活動は勢いを止めることなく過密に続いていました。
むしろ、このタイミングでのライブやCDのリリースやインストやFC旅行は
Angeloとピエロの両立ではなく、Angeloあってこそのピエロだという宣言を表しているのかなとも感じます。
そんな事宣言するまでもなく、
ごく自然にAngeloがピエロを超える存在になっているような気もします。
ピエロはもうすでに、Angeloの前では「ちょっと特別なおまけ」の位置付けにすら感じました。
自分自身、ピエロのライブもとても楽しみではあるけれど、
それと同じくらい、Angeloの次のツアーやアルバムも楽しみな気持ちでした。
***
そんな気持ちで、10月24日と25日は刻々と近づいてきました。
***
つづく
PIERROT さいたまスーパーアリーナ~再開を知ったときのこと~
***
Angeloが自分のホームになりつつある頃…
いつの夜中だったか
キリトと潤のツーショットが日刊思考回路にアップされて。
その柔らかな表情でならんだふたりを見た瞬間、いてもたってもいられなくなり
ベッドから飛び起きて、名古屋のみんなに連絡して…
その時は
驚きと喜びの興奮で、携帯を打つ手も震えていました。
そして、もしかしたらまたPIERROTを見れる日がくるんじゃないかと
漠然とした期待が膨らんだ瞬間でした。
***
キリトと潤のツーショットがアップされてから、しばらくたっても特に何も再開の予兆はなく、
あの夜の興奮も忘れていた頃…
またもや、いつの夜中だったか
Twitterでの浅井さんのリツイートで流れてきた、突如現れたPIERROTアルタビジョンのサイト。
その時もいてもたってもいられず、誰かにこの興奮を共有せずにはいられず、
名古屋のみんなにあわてて連絡をしました。
電話の先で、友達が泣いているのがわかりました。
心のざわつきが止まらなくて、その日は長いあいだ寝付くことができませんでした。
***
2014.04.12
用事をすませ、急いで新宿に向かいました。
新宿東口は、どことなくピエラーとわかる格好をした人で埋め尽くされていました。
PIERROTって書いてある服を着ているわけじゃないけれど、なんとなくピエラーだとわかるあの感じ。
自分もこの人ごみの中の一人となり、18:00を待ちました。
もう泣き崩れてしまうかもしれない…
どんな感情が襲ってくるんだろう…
その時、アルタの画面がモノクロの映像に切り替わりました。
「キャ、キャー…」
アルタ前には、歓喜と戸惑いのまじったような声援あがっていました。
自分もHELLOがくるとは予想もしていなかったので
ただただ呆然と、口から漏れ出る叫びにもならない声とともに映像を眺めるだけでした。
地鳴りのような大きな歓声というよりは、声にならない声援がところどころで聞こえる
とても不思議な空気でした。
…キリトがマイクを拾い上げる
その瞬間、長い間ぼんやりと待っていた「時」が動き出した感触がしました。
画面には「DICTATORS CIRCUS」の文字。
ピエラーにとって「ディク」はライブを意味します。
つまり、ライブが開催されるという事。また5人の姿と音を、体に刻みつける事ができるという事です。
ここで、はじめて大きな歓声をあげて喜びました。
そのあとは、HELLOの同じ映像が繰り返し流されて、
会場には苦笑いが起こったり、予想外に和やかな空気が流れました。
なんだか、狂喜乱舞することなく一瞬で過ぎ去ったアルタの告知。
ピエロおなじみの曲でもなく、映像でもなく、5人のコメントでもなく、
一番からだ馴染みの薄い予想外のHELLOに面食らったのか
泣き崩れることも、ましては涙が出ることもなく
不思議なくらい冷静に終わった4月12日でした。
***
つづく
Angeloが自分のホームになりつつある頃…
いつの夜中だったか
キリトと潤のツーショットが日刊思考回路にアップされて。
その柔らかな表情でならんだふたりを見た瞬間、いてもたってもいられなくなり
ベッドから飛び起きて、名古屋のみんなに連絡して…
その時は
驚きと喜びの興奮で、携帯を打つ手も震えていました。
そして、もしかしたらまたPIERROTを見れる日がくるんじゃないかと
漠然とした期待が膨らんだ瞬間でした。
***
キリトと潤のツーショットがアップされてから、しばらくたっても特に何も再開の予兆はなく、
あの夜の興奮も忘れていた頃…
またもや、いつの夜中だったか
Twitterでの浅井さんのリツイートで流れてきた、突如現れたPIERROTアルタビジョンのサイト。
その時もいてもたってもいられず、誰かにこの興奮を共有せずにはいられず、
名古屋のみんなにあわてて連絡をしました。
電話の先で、友達が泣いているのがわかりました。
心のざわつきが止まらなくて、その日は長いあいだ寝付くことができませんでした。
***
2014.04.12
用事をすませ、急いで新宿に向かいました。
新宿東口は、どことなくピエラーとわかる格好をした人で埋め尽くされていました。
PIERROTって書いてある服を着ているわけじゃないけれど、なんとなくピエラーだとわかるあの感じ。
自分もこの人ごみの中の一人となり、18:00を待ちました。
もう泣き崩れてしまうかもしれない…
どんな感情が襲ってくるんだろう…
その時、アルタの画面がモノクロの映像に切り替わりました。
「キャ、キャー…」
アルタ前には、歓喜と戸惑いのまじったような声援あがっていました。
自分もHELLOがくるとは予想もしていなかったので
ただただ呆然と、口から漏れ出る叫びにもならない声とともに映像を眺めるだけでした。
地鳴りのような大きな歓声というよりは、声にならない声援がところどころで聞こえる
とても不思議な空気でした。
…キリトがマイクを拾い上げる
その瞬間、長い間ぼんやりと待っていた「時」が動き出した感触がしました。
画面には「DICTATORS CIRCUS」の文字。
ピエラーにとって「ディク」はライブを意味します。
つまり、ライブが開催されるという事。また5人の姿と音を、体に刻みつける事ができるという事です。
ここで、はじめて大きな歓声をあげて喜びました。
そのあとは、HELLOの同じ映像が繰り返し流されて、
会場には苦笑いが起こったり、予想外に和やかな空気が流れました。
なんだか、狂喜乱舞することなく一瞬で過ぎ去ったアルタの告知。
ピエロおなじみの曲でもなく、映像でもなく、5人のコメントでもなく、
一番からだ馴染みの薄い予想外のHELLOに面食らったのか
泣き崩れることも、ましては涙が出ることもなく
不思議なくらい冷静に終わった4月12日でした。
***
つづく
PIERROT さいたまスーパーアリーナ~突然解散したときのこと~
2014年10月24日、10月25日。PERROT、さいたまスーパーアリーナ。
いよいよこの日がきました。
***
2006年の春、
大学を卒業して、新しく社会人としての生活がスタート。
ピエロの事は大好きで大好きで、自分の生きがいみたいなものだったけど
”ピエロのライブに行く”ことだけが人生にとって大切なことだとは考えていなかったので
ライブにはあまり行けなくなるかもしれないけれどと進んだ就職の道。
そして、はじめての一人暮らしでの社会人生活がスタートしてして間もなく、
友達からのメールに、PIERROTが解散する知らせ。
その時の自分は、
社会人という慣れない環境についていくのが精いっぱいで
正直、ピエロの解散どころではなかったので
それほど大きく落胆することなく解散を受け入れることができました。
それに、なんとなく、本当になんとなく、
また気が向いたらやることだってあるんじゃないかという楽観的な気持ちもあって
解散が自分にとっての大きな苦しみになる事はありませんでした。
ただ、自分の”ホーム”が無くなった感は物凄くありました。
Alvino、LM.C…そして、驚きの早さで結成して活動したAngelo…
まわりの友達は、それぞれのバンドに助けを求めるように散っていきました。
自分は、なんとなく音楽的にもビジュアル的にも好きなテイストだったAngeloとLM.Cへ。
ピエロにいた人がそこにいるのに、あんなに大好きだった人たちなのに
やっぱりなんだか”ホーム”にはならなくて、よその家に来た感じでした。
***
1年ぐらいすると、
様子を確かめるようにAlvino、LM.C、Angeloに通っていた友達も、
もうどのバンドにもほとんど通わなくなっていました。
自分も、ライブ雰囲気や音楽的に趣味が違う気がして、LM.Cは遠のいてしまいました。
Angeloについては、曲にいくつか好きなものがあったし
元々自分がキリトのファンだったので、キリト見たさにかろうじて細々と通っていました。
でも、ピエロの時のように
「ライブが楽しすぎて、また絶対見たい!!!」
という感覚ではなくて、なんとなく「とりあえず東京だけ行っとくか~…」という気持ちでした。
そして、なんとなく、ピエロが解散してからのピエラーを想うキリトの気持ちを感じて
その優しさに報いようと義理のような気持ちもあったと思います。
キリトはそんな気持ちで来る奴のためにAngeloをする気なんて、毛頭無かったと思いますが…
だんだん他のビジュアル系バンドのライブにも行かなくなって、
自分の中での音楽の優先度はどんどん下がっていきました。
***
もうAngeloのライブも馴れ合いに感じて刺激的に思わなくなっていた頃、
毎年の習慣のような感覚で見に行ったAXで、大きな発表がありました。
ギルとKaryuの加入でした。
もともと、ヴィドールとD'espairsRayは好きで、
曲もよく聴いていたしライブもたまに見に行ったりしていたので、2人の加入に一気にテンションがあがり、
この驚きと喜びを誰かにシェアしたくて友人に電話をしまくったりしました。
この加入を気に、Angeloに対する気持ちが再熱しました。
自分の中で凄くツボにくる曲が増えたし、ビジュアルにも今まで以上の攻めの姿勢を感じたし、
ライブの雰囲気や空気感にも今までに無かった勢いを感じて、
ピエロの頃みたいに汗だくになって「あぁ~今日のライブすっごく楽しかった!!!」と
心の底から言えるライブが多くなりました。
Angeloが自分の気持ちに正直に、完全燃焼できる場になって
だんだんと自然に、”ホーム”になっていったと感じます。
自分の中で、曲も、ビジュアルも、世界観も、音楽に対する姿勢も、
本当にかっこいいと思うし、憧れるし、それに自分も近づきたいと、ライブに行くたびに思わされるバンドになっていました。
****
つづく
いよいよこの日がきました。
***
2006年の春、
大学を卒業して、新しく社会人としての生活がスタート。
ピエロの事は大好きで大好きで、自分の生きがいみたいなものだったけど
”ピエロのライブに行く”ことだけが人生にとって大切なことだとは考えていなかったので
ライブにはあまり行けなくなるかもしれないけれどと進んだ就職の道。
そして、はじめての一人暮らしでの社会人生活がスタートしてして間もなく、
友達からのメールに、PIERROTが解散する知らせ。
その時の自分は、
社会人という慣れない環境についていくのが精いっぱいで
正直、ピエロの解散どころではなかったので
それほど大きく落胆することなく解散を受け入れることができました。
それに、なんとなく、本当になんとなく、
また気が向いたらやることだってあるんじゃないかという楽観的な気持ちもあって
解散が自分にとっての大きな苦しみになる事はありませんでした。
ただ、自分の”ホーム”が無くなった感は物凄くありました。
Alvino、LM.C…そして、驚きの早さで結成して活動したAngelo…
まわりの友達は、それぞれのバンドに助けを求めるように散っていきました。
自分は、なんとなく音楽的にもビジュアル的にも好きなテイストだったAngeloとLM.Cへ。
ピエロにいた人がそこにいるのに、あんなに大好きだった人たちなのに
やっぱりなんだか”ホーム”にはならなくて、よその家に来た感じでした。
***
1年ぐらいすると、
様子を確かめるようにAlvino、LM.C、Angeloに通っていた友達も、
もうどのバンドにもほとんど通わなくなっていました。
自分も、ライブ雰囲気や音楽的に趣味が違う気がして、LM.Cは遠のいてしまいました。
Angeloについては、曲にいくつか好きなものがあったし
元々自分がキリトのファンだったので、キリト見たさにかろうじて細々と通っていました。
でも、ピエロの時のように
「ライブが楽しすぎて、また絶対見たい!!!」
という感覚ではなくて、なんとなく「とりあえず東京だけ行っとくか~…」という気持ちでした。
そして、なんとなく、ピエロが解散してからのピエラーを想うキリトの気持ちを感じて
その優しさに報いようと義理のような気持ちもあったと思います。
キリトはそんな気持ちで来る奴のためにAngeloをする気なんて、毛頭無かったと思いますが…
だんだん他のビジュアル系バンドのライブにも行かなくなって、
自分の中での音楽の優先度はどんどん下がっていきました。
***
もうAngeloのライブも馴れ合いに感じて刺激的に思わなくなっていた頃、
毎年の習慣のような感覚で見に行ったAXで、大きな発表がありました。
ギルとKaryuの加入でした。
もともと、ヴィドールとD'espairsRayは好きで、
曲もよく聴いていたしライブもたまに見に行ったりしていたので、2人の加入に一気にテンションがあがり、
この驚きと喜びを誰かにシェアしたくて友人に電話をしまくったりしました。
この加入を気に、Angeloに対する気持ちが再熱しました。
自分の中で凄くツボにくる曲が増えたし、ビジュアルにも今まで以上の攻めの姿勢を感じたし、
ライブの雰囲気や空気感にも今までに無かった勢いを感じて、
ピエロの頃みたいに汗だくになって「あぁ~今日のライブすっごく楽しかった!!!」と
心の底から言えるライブが多くなりました。
Angeloが自分の気持ちに正直に、完全燃焼できる場になって
だんだんと自然に、”ホーム”になっていったと感じます。
自分の中で、曲も、ビジュアルも、世界観も、音楽に対する姿勢も、
本当にかっこいいと思うし、憧れるし、それに自分も近づきたいと、ライブに行くたびに思わされるバンドになっていました。
****
つづく
