僕は今、暗闇を歩いている
この暗闇は、『孤独』・『憎しみ』・『哀情』・『嫉妬』などの醜い感情で出来ている
何もない暗闇の中では、自分の意志だけが頼りだ
『死のう』と想えば死ねる…
『歩き続けよう』と想えば歩き続けられる…
でも、僕は立ち止まってしまった
もう、疲れてしまった…
『このまま消えても、後悔などしない』
そう思った…
ある日、僕の目の前に光りが現れた
すぐそこに、光り輝く場所があった
『やっと、辿りついた…』
僕は走って、光に飛び込んだ
そこは、心が癒されるようなところでした
夢を見ているような温かいところ・・・
ずっと、居たいと想わせるようなところ・・・
でも、僕はこんなところにいていいのだろうか…
やっぱり、僕には光より暗闇の方が似合っているのではないのだろうか…
光から逃げようとしている僕がいた
光から離れようとした時に何かにひきとめられた
『僕から逃げないで… 僕から離れないで…』
今にも消えそうな声で、僕の腕をつかんで泣いていた
『お願いだから、僕が一緒にいるから… だから…』
離れないで…
光が涙を流しながら僕に言った…
僕は、腕を放そうとしていた手の力を緩めた
『大丈夫だよ… 僕は君から逃げたりしない… でも…』
もし、僕が消えてしまったら、僕の事を忘れて欲しい…
光は、首を横に降った
『いやだ!!』
また、光は涙を流した
『僕は、存在する為に生まれてきたんじゃない 自分の道を歩む為に生きて居るんだ』
僕は、光にそう言った
光は、僕を包み込んだ…
『じゃあ、君が消えたら君の事を忘れるから、今はそばにいて欲しい…』
僕は迷いもなく、頷いた。
そして、月日は経ち、僕は消えて行った…
みんなの記憶から、僕の存在は消えて行った…
だけど、唯一光は、僕の事を覚えていた
光は、何故僕の事を覚えているのか分からない…
でも、僕がそれだけ、光に愛されていたという事になる
ありがとう、光
君が居たから、僕は生きてられてきた…
また、生まれてきたら君とまた、歩んで生きたい…
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