*星に願いを* -3ページ目

早起き

休日。

早起きなんてしない彼が、

朝の6時に起きていそいそと着替え

7時すぎに遊びに行った。

相手は女だ。

言わないけどわかった。

怒りはない。

好きにやってくれと思う。

さぁて、

私も支度をしなければ。

休日だけど休日出勤。

会議に研修!

ダルいけど、家に居るよりも良いもんな。

何着ようかなっ♪

暦の上ではもう春ですが

相変わらず冷たい風が吹き荒れる日々。

それでも陽射しは少しだけど暖かくなってきてるのかな。

そんな春の陽射しが

私の心にも届いて欲しいと切に願うが

未だに冬将軍が居座る毎日。


冬が一番好きな季節だったのに、

今年の冬は辛くて苦しい思い出しか残っていない。


どうしてかな。



学。

彼は今、ある資格を取得したくて学校に通っている。

昨日はその学校の日。

帰宅後、復習の為にもネトゲをやらずにやり始めていたが

理解しきれていなかったみたい。

難しいらしいから仕方ないのかもしれないが。

自分ができないだけの事なんだが、

隣の部屋の私を呼び寄せ

わからないからお前が理解して俺に教えろ、と言う。

職種のジャンルが違い、

全くの素人の私にだ。

教科書をよく読んで理解していかなければ良いのだが

彼にはよく読むという行為が嫌いだからできないらしい。

そしてさっぱり理解できない私が読んでもやはり意味はなく、

ついに奴はキレた。

マウスを投げ、

教科書を投げ、

冷蔵庫を蹴り、

パソコンの機械を蹴り、

壁に穴を開けて冷蔵庫の中をグシャグシャにして、

もうやめた、と。

ネトゲをやり始めた。

しまいには、

『どうして俺のために何かしようとしないの?』

と問う。

それは一緒に覚えろと同じ意味。

その資格は自分が自分の為に取りたいから勉強しているはずなんだが。

それが取れなきゃ就職できなくて将来は苦しいぞと言う。

だけど私にはそれが理解できない。

すると理解できない私に対して怒る彼。

『なんでそんなに冷たいわけ?』と。


そりゃね、

彼の母はすごいと思うよ。

彼の我が儘に付き合い、自分の仕事があるけど毎週毎週学校への送迎をして。

彼の為に何でもやる。

そんな母と同じように私にも求めるけど。

私は本来、自分は自分で彼は彼。

自分が頑張りたいなら弱音を吐くのは良いけど、頑張るのは自分しかないと思っていたから。

他人にそれを強要させる彼がわからないんだ。

それでいつも怒られて。

暴言、嫌味、罵声、いろんな事を言われてわからなくなる。

私がおかしいのかなと。

理解できないという私が、ダメな人間だからいけないのかなと。

余計にわからないんだ。

どうしたら良いのか。

どんどん本来の自分が消えていって、
人形になりさがっていく気がする。

心を持たない、お飾り人形に。



疲れたなぁ…