回るヘッケラーのチェーンガン。その無数の弾丸はカタストロフィの構成員にポケモンを出させる暇を与えず、何十人をもあの世に送った。
だが敵はゴキブリのように沸いて出てくる。
ヘッケラー「チッ!ポケモンを出されちゃこっちゃ無力だ!!インディアンにクソ夫妻!そのゴミカスどもは頼むぞ!」
人間の武器ではポケモンに歯が立たない。コイキングにさえ鉛弾や刃が通らないのだ。
ジェロニモ「全く失礼なやつだ!ウォーグル!ケンタロス!ドサイドン!」
ジェロニモが繰り出したアリゾナの大地で鍛えられたポケモンが敵の人工ポケモン達を破っていく。だがしかしこの戦闘は無敵の平沢夫妻の手を煩わせる必要がないほど楽なものではなかった。
「どけ!お前たち!」
「ッ!!テッド様!」
ダークスーツに紫色のシャツを襟から出し、黒い山高帽をかぶった男が敵の装甲車から降りてきた。黒のうねった前髪の隙間からは鋭い眼光が見える。
ヘッケラー「なんだぁてめえは!!」
ヘッケラーのチェーンガンの銃口がテッドに向いた。回るチェーンからいくつもの弾丸が射出される。すべて命中!
ヘッケラー「……れれ!?」
なんとテッドは生きていた!!驚くべきことに彼が腹筋に力を入れた瞬間、体にめり込んだ弾丸がすべて弾き飛ばされるッ!!
テッド「かゆいわ、そんなもの」
立ちすくむヘッケラーにジリ、ジリと近づくテッド。あわれなゲルマンは自慢のチェーンガンを落とし、逃走をはかった。
ヘッケラー「あ、あわわ……うぅぅわあぁ!!」
テッド「逃がさんぞ!ブースター!唯一王地獄火炎(ただの火炎放射)!」
ブースター「がががーッッッ!!」
ジェロニモ「ヘ、ヘッケラー!!」
ヘッケラー「あぃぎゃあああぁぁぁぁす!!あぢぇええぇいてぇ!!うぎゃあ~!!た、だずげで~!!ひいぃああぁ!!」
ジェロニモ「やめろ!!ドサイドン!岩石砲だ!!」
ブースターに向けて放たれるドサイドンの岩石砲。だがテッドが新たに繰り出したブーバーンの火炎によりそれは落とされた。ヘッケラーが焼け死ぬ前になんとか救えたが。
タケシ「……出番だな」
フミコ「……そうね」
