瀬戸内海には、怪島と、呼ばれる無人島が、存在する。
怪島とは「怪しき者」と、言う意味がある。
嘗て、此処には、多くの海賊が居た。
瀬戸内海の制海権を、握っていたと、言えば村上水軍。
最強の水軍の呼び声が、高かった村上水軍。
その分家のひとつが「来島水軍」だった。
来島水軍が河野氏に仕えた。
潮の流れ早さと、岩に守られた島、怪島。
この様な地形は、難攻不落の要塞となる。
戦国時代には、この島に怪島場が、築かれる程だった。
怪島は、来島水軍には、なくてはならない島となった。
そんな歴史に、彩られた島、怪島。
今、此処には、穏やかな光景だけが、残された。
流れの早い潮と、生み出された岩礁は、良好の漁場となってる。
そして現在、ホンモノの海賊は、何処となく消えた。
その代わり、多くの釣り人と、いう海賊たちが訪れる様になった。
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