端島という、島をご存知だろうか。
端島と言われても、ピンとこないかもしれないが、軍艦島なら、解る人は解るだろう。
この端島は、人工島であり、その当時は、最先端の技術力だったらしい。
周囲 1.2㎞、面積63000㎡と、小さな島に、約5000人が住んでいた。
何故、其れだけの人が、この島に、居住していたのか?
この近郊に、炭鉱があり、炭鉱労働者と、その家族が、住んでいた。
そうなると、島には、商店・酒場などが、必要になり、学校も作られた。
つまり、小さな島が、ひとつの街となった。
島には、高層アパートが、建ち並んだ。
また、日本最初の空中庭園・海底水道が、整備されていたという。
島の経済は、かなり潤い、食卓には、まだ庶民には、縁遠かったビフテキが、しばしば並んだという。
そんな、豊かな経済状況にも、陰りが見えはじめ、1974年に閉山。
炭鉱の島は、廃墟の島となってしまった。
35年間、忘れ去られた島が、2009年4月、この島の上陸が、可能となった。
この島の盛衰は、我々に、何を教えてくれるのだろう。
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