俺の実家には、胡桃の木がある。
元々は別の場所に、生えてたやつだが、俺らが掘って、実家近くの畑に、植え替えたのだった。
それに、別の場所にあった、胡桃の木は、俺らが植えたものでも、種を撒いたのではない。
元々は、他の農家の胡桃の木に、カラスがつまみ食いしようとしたやつが、間違って落ちたやつが、発芽したのだ。
それに別の場所は、元々、休耕地だったから、草もボウボウ生えてた。
こうなると胡桃が、何処落ちたか、カラスは解らない。
其所へ俺らが、生えた雑草をかるのだが、偶々発芽した胡桃が、やがて刈払い機でも、刈れないほど成長。
そして胡桃の木になってしまった。
なので移植した、今なら、もっと成長してるかもしれない。
だが心配な事がある。
去年、起きた、震災・原発事故により、胡桃の放射能汚染が、心配なのだ。
家の住んでた、地域は避難準備区域に、一時指定されていたし、米にセシウムが検出されたから、尚更だ。
それほど心配は、ないだろうと思うが、それでも気になる。
木は長い年月を掛け、成長する。
だから今、実家の胡桃の木は、今頃、どうなっているのだろう。
立派に成長してるか、まるで手間を掛けた、わが子のような気分でいる。
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