マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」ツアーの振り付けと助演出を担当したステージ監督。G-DRAGONの今年のワールドツアー「ONE OF A KIND」の共同演出を担当した。およそ35億ウォン(約3億円)の事前制作費が投資されたこの大型公演は、最初から最後まで従来の韓国ミュージシャンの公演では見ることができなかった華やかな見どころが続々相次いだ。大事なのは、その様々な演出の中心にはG-DRAGONがいたということだ。BIGBANGの時から数多くの公演で鍛えられたG-DRAGONはステージを楽しみ、音楽に自分のカラーを投影させた。Travis Payneは韓国マスコミとの記者会見で「G-DRAGONはカメレオンのようで、自分を現すたびに違う姿が見える」とし、「公演のコンセプトについて説明すると、僕たちはG-DRAGONがここ数年間見せてくれた色んな小さなイメージからインスピレーションを引き出した」と述べた。
ヒップホップグループ1TYM出身の作曲家兼プロデューサー。PERRY、MASTA WUなどと一緒にYGエンターテインメントを代表するプロダクションチームだ。BIGBANGからGD&TOP、G-DRAGONのソロに至るまで主要曲を作曲した第3のメンバーと言える。特に、G-DRAGONが自身の音楽のアイデンティティを確立したとも言えるアルバム「ONE OF A KIND」では、「THAT XX」「CRAYON」のような主な曲に参加した。G-DRAGONとTEDDYが共に書いた「THAT XX」の歌詞は、BIGBANGやG-DRAGONのどの曲よりも一般男性にまで普遍的にアピールする。19歳未満聴取不可の原因となった「THAT XX」の歌詞について、G-DRAGONは「歌詞の“あいつ”を“あの人”のようにもう少し純化することもできました。でも、その言葉の感じを変えたくなかったんです。僕だけでなく誰でもそういう状況に直面したら、最も多く使う言葉だと思います」とし、アーティストに相応しい姿を見せた。
韓国大衆音楽賞
商業的な成果と関係なく、音楽性について学界、大衆音楽評論家、音楽担当記者、音楽放送PD、市民団体の関係者など71人で構成されている選定委員会が賞を与える大衆音楽授賞式。今年の授賞式ではG-DRAGONの曲「ONE OF A KIND」が“最優秀ラップ&ヒップホップ部門”を受賞した。G-DRAGONとしては、厳しい評論家たちに音楽的な成就を認められたことになる。韓国大衆音楽賞の選定委員であるキム・ボンヒョン大衆音楽評論家は、この曲について「自慢することはヒップホップ独特の雰囲気であり、固有の態度である。G-DRAGONは『ONE OF A KIND』の歌詞を通じて、自身に対する世間の非難をヒップホップ独特の態度でうまく表現した」と評価した。
2NE1のCL
YGエンターテインメントのガールズグループである2NE1のリーダー。G-DRAGONとは“親友”であり、2人がステージ上でデュエットをする時は卓越した呼吸を誇る。2人はYGエンターテインメントの所属歌手の中でも公の場に特によく一緒に現れ、同じ服をステージ衣装で着たこともあるが、スキャンダルが報じられたことはない。G-DRAGONがワールドツアーの韓国公演でCLとデュエットで歌った「The Leaders」は、その日のステージのハイライトとして選ばれるほど威力的だった。まるで、マイケル・ジャクソンとブリトニー・スピアーズが一緒に歌った「The Way You Make Me Feel」を連想させるパフォーマンスであった。