「言葉」ってことば、
なんでことばとは関係のない「葉」がついてるのかなぁ?
という疑問を、
おそらく小学校低学年の頃には既に持っていて、
「葉書」は?
大~きい葉っぱに、お手紙を書いて、送ったことが名前の由来かなぁ
(本当のところはどうなのかわかりませんが、イメージね。)
と、なんとなく想像できますが、
「言葉」ってことば、
なんなんだ、
この葉っぱは、なんなんだ、と
不思議でしょうがなかったのです。
で、
この疑問がパアッと晴れた、
一文が、こちら。
「やまとうたは、
人の心を種として、
よろずの言の葉とぞ
なれりける」
聞いたことがありますでしょうかね。
「古今和歌集」の冒頭で、
紀貫之 氏 が書いた文です。
このあとに、
和歌がどのように形づくられ、
どのように確立していったのか、
といった説明が続きます。
もう、
これを初めて読んだ瞬間、
雷の一撃
でしたよ。
「言葉」ということばの由来は、
まさしくここか‼︎
と私が勝手に思っているだけで、
これ以前に「ことのは」(言葉)ということばは
使われていたかもしれませんが。
…と。
心を種に例えるからこそ、
口から発せられるものが、
葉っぱになるのだ! と。
ちなみに、
英語の「word」という単語には、
特に葉っぱに関係する意味はありませんでした。
日本独特の、感じ方というか、
とらえ方、なんでしょうね。
心にあるものが、
言葉になるのだ。
言葉に、
心が現れる。
きれいな言葉、
きれいな心で
いたいものです。
で、
なんでまたこんな話を急にし始めたかというと、
この方のブログを拝見して、
「言葉」の葉っぱを探していた頃をふと思い出したからです。
大きな樹になるといいですね(^_^)。
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