今まで生きてきて引っ越しをしたのは4回。

友達の家に居候させてもらった時期も入れれば5回。

最初に仲良くなるのは必ずコンビニの店員さんです。

今回もその例外ではなく

「何かあったらなんでも言って下さい」と言ってくれる人の良い管理人さん

道端の花壇に水を撒きながら挨拶をしてくれる気さくなおばあちゃん

犬の方が賢そうな子供を連れて散歩しているお母さんと、並み居る強豪を押し退けて、やっぱりコンビニの店員さんでした。

「いっぱい買ってくれてるから」と、リラックマのスープマグをくれました。

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シール集めてるのに。

「オッチャンの時に来てくれたらもう1個あげるからな」

あと2点で交換できるのに。

まぁ、いっか。

私の引っ越し先には、いい人ばかりな気がします。

「旦那はいらんけど孫だけ早く欲しい」

ここ数年、父は会うとこればかりです。

「最近流行ってるからいいじゃねぇか」と、シングルマザーを勧めてきます。

こいつ本当に父親かよ。

「みんな流行に乗ってそうなってるんじゃないよ」と、優しく説明してもわかってくれません。

弟に向かって、「彼女できた?」と愚問を投げ掛ける母。

私の可愛い弟に彼女なんてできるわけないじゃない。

作らせるわけないじゃない。

「別れたばっかでできんわ」と弟。

え?え?

「やっぱすぐにはできんわなー」と母。

食べる父。

え?え?

私何も聞いてない。

私だけ何も聞いてない。

姉失格です。

可愛い弟がビッチにたぶらかされていたのに気付かなかっただなんて。

完全に弟が振ったんでしょうけど。

ビッチなんて本気じゃなくて遊びだったんでしょうけど。

違う違う。

私の可愛い弟がそんな遊び人なわけがない。

もしも、仮に、万が一、あり得ないけれど弟が振られたんだとしたら、こんな良い男を振ったビッチは百万回後悔した上で来世は蟻になればいい。

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、さっさと次の話題に移っている母と弟。

焼けた肉を私の皿に入れる父。

食えるか!

グレます。

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「新規ドリンク頂きましたりんこー!」

ちょいちょい語尾に「りんこ」をつける店員さん。

マニュアルなのか悪ノリなのか、最後まで判断できませんでした。

「ご注文は?」

「あ、牛カルビリンコ1つ。」

客にまで求めるのはどうかと思います。

メニューを見ていれば「お伺いしましょうか?」

グラスが空いていれば「お冷やお持ちしましょうか?」

写真を撮っていれば「皆さんでお撮りしましょうか?」

店員の鏡のような店員さんばかりでした。

途中で網の交換に来てくれたお姉さん。

熱々の網を素手で掴むお姉さん。

「え!?熱いですよ!!」

衝撃的すぎて、見たまんまの事しか言えませんでした。

「鍛えてますから!」とお姉さん。

どこをどう鍛えればそうなるのかと思いましたが、熱々の網を持たせたまま立ち話をさせるわけにはいかず。

「コリン星はすごいな。」

娘の言う事は疑うのに、コリン星人の言う事は素直に納得してしまう両親。

よくグレなかったなと、やっぱり思わずにはいられない。

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