◆あらすじ(DMMより)

叶わない片想いは、みじめだ
地味で平凡な高校生・晃太の秘密は、幼なじみの陽翔への片思い。ムカつくレベルのモテ男子相手に6年間もこじらせた気持ちが、ある時ふとしたことでバレてしまい――!?
pixivで熱狂的ファンを生み出した新世代注目作!
内緒のバレンタイン(加筆修正版)&オトナなシーンが読めるのはコミックスだけ!! 電子限定の描き下ろしマンガも収録。試し読み大増量中!

 

◆DMMに投稿したレビュー
恋した相手はふわふわ柔らかい女子…ではなく。
女子にモテる、優しくてカッコイイ、高身長の男子。
好きになってから気持ちを伝えた場合、結果は3つ。
上手く行く、ハッピーエンド。
断られても、友達で居られるトゥルーエンド。
上手く行かず、関係もギクシャクしてしまうある種のバッドエンド。
晃太が選んだのは、そのどれでもない、伝えない事で変わることのない、日々。
それも一つの幸せだったのかもしれないが、ふとした瞬間にその日々が壊れてしまう。

相手が好きだからこそ、今のままであってほしい、今以上の幸せを求めないという晃太の健気すぎる気持ちに心打たれた一冊でした。

 

◆追記

俺は不遇萌えというか、叶わぬ恋とか、失恋とか、そういうテーマが好きなんですよね。

男性向けの作品なんかが顕著だったんですが、BLでもそういうテーマが好きみたいで。

黒髪の晃太(受け)は、6年間も片思いをしていた相手が居て。

でもそれは同性である男で。

相手は普通に彼女が出来て、別れて、また付き合ってをしている、普通にモテる、ノーマルの男。

幼馴染とはいえ、仲良しとはいえ、伝えたら壊れてしまう関係がある。

良い方に壊れるか、悪い方に壊れるか。それとも壊さず、今のままか。

晃太は今のママ、一緒に入られる事を選んでいたんです。

俺も、もしそっちだったら、伝えない気がするな、と思いました。

告白して失敗して、一緒に居られなくなる方が辛い…と思ってしまいますからね。

 

俺が単純に、好きになっちゃってゴメンとか、表に出さないから好きで居させてくれとか、そういう話が好きだってのはあるんです。

それでも、本当におすすめの一冊なので、ぜひ読んでみていただきたいです。

 

それでは。