雨が アスファルトを 濡らした

胸の奥が 締め付けられるような におい


雨がきらいだと
そう言ったあの人に
わたしは 好きだと 言ったの

でも
今はきらい

あの人との思い出も、

全部 ぜんぶ

流れていってしまいそうだから




自由を渇望するくせに

与えられたら

戸惑い 臆病になる



雨が続く日に

晴れたら出掛けようと

計画をたてるけど

いざ 太陽が顔を覗かせば

その明るさに瞳を閉じたくなる






ないものねだりの堂々巡り

もどかしさを感じるのならば

自分で一歩、踏み出さないと。




特別なことなんてなくていい

たとえば

空が青いとか
風が気持ちいいとか
ごはんがおいしいとか

ありきたりで
どこにでもあって
当たり前に存在してることが
感じられたらそれでいい

多くは望まない

ただ、笑って過ごせたらいいな




自分はいつまで

立ち止まったままなんだろうと


ふと、考える。




誰が悪いとかじゃ、ないと思うんだ

家族のカタチって色々あるし

わたしのとこが

たまたまシングルマザーだっただけで

ほかの人が

たまたま両親揃ってた、ってだけ。


だからって

恥ずかしい育ち方をしたわけじゃないし

後ろ指さされる生き方はしてない。


そりゃ 小さい頃はいろんなことがあったさ。

気にしないようにって

たくさん気にしてくれてたことも知ってる。


「なんで?」って思ったこともあったけど

不幸だと思ったことはない。


これがわたしの家族のカタチなんだって

心からそう思ってるから。



だからさ、

泣かないでほしいんだ

父親のいない娘を

憐れだと思わないでほしいんだ

わたしはちゃんと幸せだから




なんて、

いつか伝えられたらいいんだけど

今は言えなくてごめんね