私の住んでるところ、地域は観光の名所もあり観光客は毎日のように目に入ります。
それが当たり前の風景だったし、もはや目になんて映ってないほどの光景だったと思うのに、主人を亡くして4年半、逆にいつでも目に入る、(つい)見てしまうような自分になりました。
家族連れを見てはかつてあった自分たちを思い、
何より「老夫婦」というもの、それは自分たちの先にある姿、その姿があると思い(込んで)疑うことも無かったのに、
逆に私は老後はどうやったら仲睦まじくやって行けるのか、(私が)心入れ替えたようにも優しく労わる気持ちで過ごして行けるのか…
自分へのそんな不安さえぼんやりあったくらいだった。
だけどそんな心配不要だったのね。
私は主人が居なくても、一人でもどこへでも行けるし、何でも自分だけでも楽しんで生きて来ました。
だからきっと主人にしなら「どうした今さら?!」くらいに思ってるのかも知れない。
だけどそれ、確かにそうだった事は認めるけど、それは昔からあなたが忙し過ぎたから仕方ないと思ってたのもあったわけで…
定年後は時間が出来るって、そりゃあ誰もが先を思うものだよね。
私もずーっとそうだったのにな。
未来は「自分一人」ってもうわかっているのに、
どうしても他人のそんな姿はまだ、なんとも言えない気持ちで見てしまう自分がいます。