Ⅰ
引っ越しをする前の話です。
あるとき、隣に住む方から、
「朝、お宅が玄関を開け閉めするときに音が鳴るの。そうすると、その音で私は起きてしまうの。」
という趣旨のご指摘をいただきました。
Ⅱ
私は、申し訳ない気持ちになりました。私は毎朝、早い時間に出発します。静かに扉を開け閉めするという配慮が、まだ寝ている(かもしれない)隣人への配慮が、足りていなかったことを反省しました。
思えば、住み始めた当時は、意識して気を付けていました。それがだんだん、朝早く出勤することがルーティンになるにつれて、音に対する感度が鈍ってしまった(自分が立てる音で他人に迷惑をかけるかもしれない可能性を意識しなくなってしまった)のです。
Ⅲ
全てのことは、DVとつながっています。
自分で「これで大丈夫だろう」とか、「これぐらいなら許されるだろう」と考えていることが、取り返しのつかないことになる可能性があります。私は、ご指摘いただいた事項を深く反省し、それ以来毎日、静かに、丁寧に扉を開け閉めするようにしています。
意識すれば、できます(少なくとも今までは、継続できています)。大事なのは、「意識し続けること」です。しばらくして繰り返すようでは、DVを繰り返していた自分と同じです。これから先も(引っ越し後の家でも)丁寧に扉を開け閉めする、生活の音に気を付ける、ということを意識していきたいと感じています。
Ⅳ
それともう一つ、改めて自分の弱点に気が付くことができました。
実は私は、耳があまりよくありません(どちらかというと視覚の方が優位なタイプです)。
なので、自分が「うるさい」と感じないことについて、周囲の方が「うるさい」と感じることも、数多くあると思います。
けれど私は、自分の鈍感さの上に胡坐をかいて、
「自分が気にならないから、相手も気にならないだろう」
と高をくくっていました。
だいぶ昔にこのブログでも紹介した、以下の少女漫画のセリフを思い出しました(もちろん、物語の中と私とでは、文脈は全く異なるのですが)。
「鈍さに慣れるな!!」(椎名軽穂さん『君に届け』第9巻)
改めて、肝に銘じたいです。