その年の時流や話題をテーマに、過去には「郵政想定外ブラ(2005年)」、「少子化対策ブラ(2006年)」、「投票率UP!ブラ(2007年)」、「裁判員制度ブラ(2008年)」、「ナイスカップ in ブラ(2009年)」などユニークなブラジャーを発表したきた下着メーカートリンプについて書きたいと思います。


2010年は政府が力を入れている観光をテーマにした、「ようこそ!日本ブラ」というのを公開しました。下着はビスチェタイプのデザイン。バスガイドの制服をイメージした紺色で、生地の中心に3つのボタンが配されており、それぞれのボタンを押すと「ようこそ日本へ!」の音声が英語、中国語、韓国語に訳されて流れます。


フロント部分には、観光スポットの写真カードを入れるポケットもあり、その写真カードには、周辺地図にリンクするQRコードも掲載されているので、観光スポットまでの道案内もできます。細かい演出として、肩のストラップは、羽田空港の新滑走路をイメージしたデザインとなっていて、飛行機のマスコットもついています。そして、ボトム部分の巻きスカートを広げ、裏返すと日本地図も現れます。


日本経済の活性化につながるアイテムとなればいいと思いますが、実際に外国人にはどのように受け止められるのか気になります。




ブラジャーはもともと西洋で生まれました。和装だったためブラジャーの歴史が浅い日本とは違い、世界では色によってゲンかつぎに利用されるなど、さまざまな“ブラジャー事情”が存在していることを紹介します。特に“年越し”のタイミングで下着にジンクスがある例が多いようです。


例えばイタリアや欧米では、クリスマスシーズンになると、ランジェリーショップのショーウインドーは赤一色になります。「赤い下着で新年を迎えると、幸せな1年になる」というジンクスがあり、カップルや家族で赤い下着を贈りあう習慣もあるそうです。


ブラジルの年越しのジンクスは、下着の色によって変わるようです。金運をアップさせたいなら新品の黄色い下着、恋人が欲しいなら赤い下着を身につけると願いが叶うと言われています。同じ南米・ボリビアでは色が異なり、健康なら黄色、お金持ちになりたいなら白の下着を大晦日に身に着けるそうです。


国によってさまざまな見えない願いが存在しており、独特の文化があっておもしろいですね。




下着デザインコンテスト「トリンプ・インスピレーション・アワード2010」が去年5月に開催されました。

現在ファッションデザインを学んでいる学生の中に将来のトップデザイナーがきっといるはずという思いから、トリンプでは「トリンプ・インスピレーション・アワード」を開催し、世界中の才能を発掘することを目指しています。


日本大会を制したのは木々や小鳥をあしらった「森ブラ」です。森ブラ のイメージは「ファンタジーの森、夢に出てくるような雨上がりの森」。「細部への心配り、やさしい色使いなど完成度が高い」作品と評価されました。


隠れて見えない下着として着られるのはもったいないくらいの存在感と、女の子らしいデザインでとてもかわいいと感じました。キュートな下着が好きな人に好かれる下着ではないでしょうか。