この作品には、化石と、レジェントがいる、と思います。
化石は、モーツァルトのパパ、市村正親さんです。そして、レジェントは、祐様と、まよ様です。イメージ的には、このお三方は、雲の上の領域にいらっしゃるので、もはや存在自体に価値があると思っています。ところが、このお三方は、なぜか皆さん、主役なんですよね。エネルギーも、技術も、何もかもが、主役なんです。つまり何が言いたいのかというと、「モーツァルト!」は、もちろん真の主役であるヴォルフガングは出番も圧倒的に多く、ものすごい勢いがある、今を輝く選ばれし俳優さんが演じられているかと思います。でもそれとは別に、主役がさらに3人、いる感じなんですよね。濃い〜〜![]()
だから、この作品は、とんでもないレベルの作品なんです。もうこの安定感と、魂の入りが別格です![]()
お三方とも、年齢を重ねられているはずなのに、としのとの字も感じさせず、むしろ年を重ねてこそ表現できる魅力という魅力をかき集めて成り立っているような方達です
本当にいつも驚かされます![]()
祐様のあの背が高く、迫力のある歌声や立ち居振る舞いにはいつでもうっとりと惚れ惚れしてしまいます。はっきり言ってあんなに魅力的な男性はいませんよね。日本一のイケメンと言っても過言じゃないですよね。レジェンドの男女が美男美女ということもまた奇跡すぎると思います![]()
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そして今回は初登場の京本大我さんを拝みました。とても素敵なヴォルフガングでした。新鮮なヴォルフガングがやってきたな、という、とても明るい気持ちにさせてもらいました。なんでしょう・・ミュージカル界のプリンスと言われ一世を風靡した井上芳雄さんや、その後勢いを増してきた山崎育三郎さんのヴォルフガングが私の中ではとても印象的で、特に山崎育三郎さんのヴォルフガングはそれこそパンフレットで古川雄太さんが苦手と話されていた、「陽」の部分にとても長けていた俳優さんだったな、と思います。京本さんは、想像していた以上に迫力もあり、とても引き込まれるヴォルフガングでした。よくもこんなにプレッシャーだらけの役に、飛び込んでいける度胸があるなと、感心させられるばかりです![]()
あともう一つ、2002年に確か初演だったこのミュージカルですが、当時からずっーと役者が変わっていないのが、化石と男レジェンドなんですって
もう感慨深さしかないですよね。つまりパパ=市村正親 コロレド大司教(?)=山口祐一郎しかまだ開拓されていないわけです
ああっ、泣けてくるなあ![]()
語りつくせませんが、私の、この作品への思い入れは伝わったでしょうか。このキャストが織りなすこの作品を観る時間と空間が貴重すぎて、とても楽しみな反面、過ぎてゆく時間を惜しく感じてしまうのです。舞台は生もの
まさにこれに尽きますね
心して、博多に行ってきます。魂を受け取るには、こちらも入魂しなければね![]()
