太陽が照りつく道路を汗を滴(たらし)ながら僕は歩いていた。

継霧「暑い…」

暑苦しい。5月だというのに夏みたいな暑さだ。
上着を脱いでいるもののそれでも暑い。

継霧「最悪だ……早く衣替えにならないかな…」

とは言っても衣替えは6月。1ヶ月も地獄を味あわなければならない。だからと言って勝手に衣替えすれば先生たちから嫌がらせ(あいつらは指導と言っているが嫌がらせにしか思えない)の理不尽な天罰が下る。

継霧「ひよこがいればなぁ…涼しくなるってのにっっ!?」

突然、背中に強烈な痛みと同時に僕は吹き飛ばされる。

継霧「ぐおぉお……」

痛みに悶絶する僕

鈴「あははは♪おはよう雨宮!」

継霧「や……やっぱりお前か………格闘女!」

痛みに襲われながら振り向くと夏服姿の女子がニコニコしながら立っていた。

早川鈴……格闘女。同じクラスで運動神経抜群、幼馴染みの璃音の友達で顔馴染みだが、すぐに人を殴る癖がある(まぁ、そんなにないが)

鈴「ボケ~としてる雨宮に一発気合いを入れただけだよ~♪」

雨宮「何が気合いをだ!?いてぇんだよ!」

本当に暑いわ、痛いわで今日は厄日だ。というか、痛みでまだ動けん。

雨宮「………つーか…夏服着てると先生がうるさいぞ?」

実際のところ夏服姿が羨ましい…

鈴「大丈夫だって!暑いんだし先生も許してくれるって!」

おやおや鈴さん、そんな甘い先生たちじゃないのを知らないのか?…あ、いや甘い先生なら四暮先生がいたな。あの人なら暑いと言えば許してくれるだろうが……現実は優しくないぞ。

雨宮「まぁいいや、瑠音は?」

鈴「先行っちゃったぜ♪」

笑顔で言うな笑顔で!友が先行って嬉しいみたいに見えるぞ。

雨宮「そうか、じゃぁ俺たちも行こうぜ」

鈴「イエーイ♪」

暑さを感じないんじゃないのかこいつ。
とりあえず学校に向かうか。
………………痛みが引いてから。
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久しぶりに書いたぜ!←あれ?前回の小説は?って?ふっ…大人の事情さ←
とりあえず、主人公は相変わらずの雨宮を採用!
ヒロインは誰にしようかな←
どんな話しになるのでしょうか?楽しみにしてくださいね♪
あ、あと読んだあとコメ下さいと一応言っとこうwww

キャラ名前だけ紹介

雨宮継霧(あまみやつぐむ)

早川鈴(はやかわすず)

舘山瑠音(たてやまるおん)

鵯波市子(ひよなみいちこ)アダ名ひよこ

葉神四暮(はがみしぐれ)

一応名前が出たキャラだけ書いたなう
角真「ん?」

何かに気付いたのか角真が立ち上がる。

桐恵「何だよ…?」

鳴「どうかしたんですか?」

角真「…変な音しないか?」

桐恵「は?」

耳を澄ますと確かに何かがごそごそ動いてる音がする。

桐恵「ネズミか?」

角真「ネズミがアレになってねぇよな?」

鳴「嫌なこと言わないでよ!」

しかし、ネズミよりも大きな動物のような……

鳴「ひっ!」

角真「どうした鳴ちゃん?」

鳴がある方向を見たまま動かない。…鳴の向いてる方へと視線を向ける。そこにはアレがこちらに向かっていた。

桐恵・角真「ぎゃあああぁああ!?」

なんで密閉空間に奴がいるんだよ!

桐恵「角真!てめぇ、入った時ちゃんと確認したのかよ!」

角真「俺のせいにすんな!お前もちゃんと確認してたのかよ!」

桐恵「したに決まってんだろうが!あそこ確認した奴お前だろ!?」

角真「はぁ?お前じゃないのか?」

桐恵「俺じゃねぇよ!絶対てめぇ……」

俺が言う終わる前に鳴がゆっくりと手をあげて泣きそうな顔で俺たちを見つめて

鳴「………わ…私…です」

と言った。

角真「…………」

桐恵「…………まぁ、とりあえずアレを何とか…ってそう言えば来てねぇな」

喧嘩で失念して油断してたわりにはあいつ襲ってこないな?
再びアレに視線を向けると何か引っ掛かっているのか動きにくそうこちらに向かってきていた。

桐恵「お!ラッキー、この隙に何か殴るもん……」

そうだ、棚の上にガラス製の灰皿があったな。

桐恵「角真、ほいっ」

角真「は?なんで俺が?」

桐恵「俺と鳴ちゃんは女子だぞ!男のお前がやるのが筋だろ?」

鳴「頑張って角真さん!」

角真「嫌だ!だって下手したら噛まれるかもしれないのにやりたくねぇよ!」

桐恵「安心しろ、お前が噛まれても悲しむ人はいない!」

鳴「頑張って角真さん!」

角真「酷いなてめぇ!あと鳴ちゃん同じこと言ってないか?」

桐恵「角真は使えねぇから俺がやってやる」

まぁ、こうしてる間に引っ掛かっているものが外れて相手が動きやすくなると不利になるし仕方ねぇな……やりたくないけど

角真「ちゃんとやれよ~」

鳴「桐恵さん頑張って!」

しかし、ここの連中は平気で女子に汚れ役任せんのな…。

まぁ、こんな相手は後ろをとれば楽勝だ。俺は直ぐ様後ろに回り込み灰皿を振り上げる。相手は反応が鈍く振り向こうとする前に俺が灰皿を頭に向けて振り下ろした。

桐恵「死ね!死ね!死ね!!」

二、三回振り下ろすと奴は動かなくなった。

桐恵「………っ…汚ねぇ……」

顔についた返り血を拭う。しかし返り血を拭うシーンは男の人しか思い浮かばないのは何故だろうか?

そのままフラフラと角真たちの元へと戻る。

桐恵「結構楽だったぞ…」

角真「そう言うわりに半泣きだぞお前」

半泣き?いや、泣いてないぞ?
でも、確かに目を拭うと泣いていたみたいだった……。

鳴「やっぱり角真さんが行くべきだったんじゃ……」

角真「………悪かったな」

桐恵「べ…別に怖かったからとかで泣いてたんじゃねぇよ!」

じゃぁ…俺はなんで泣いてたんだ?……俺にはよくわからなかった。

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後半はもう適当!指疲れましたわ!
次回をお楽しみ!
コメ頂戴なのですwww
下駄箱から出てバットを構えるが、考えた通り目は悪いみたいだ。

雨宮「さてと…外に行きてぇから避けてもらうぞ」

僕は近くにあった小さい花瓶を手に持ち、出口とは逆方向へと投げた。
花瓶は綺麗な弧を描きながら落ちいていき大きな音をたてて割れて破片が飛び散る。
アレは惹き付けられるように花瓶の方へと去っていく。

それを確認して様子を窺っていた葵に向かって手を振り合図を送る。
葵は頷き、しばらくしてから皆を連れて出てくる。

彩月「あま……」

怒鳴ることはわかっていたので僕は瞬時に彩月の口を塞ぐ

雨宮「まだ近くにいるからあんま喋んな」

言って辺りを見渡し、アレがいないことを確認してから扉を慎重に開ける。

雨宮「ここが正念場だ。一番に大事なのは先生を守ることだ。あと、無理に頭を潰そうとするな、転ばすことだけを考えろ」

皆は頷く。

僕らは覚悟をもって外へと足を踏み入れた。

……………………………

第二主人公

廊下の…いや、昇降口のほうから何かが割れる音が聴こえた。

桐恵「たくっ…誰だよ花瓶なんか割ったの」

凄くイライラした。今、まさに学校から出ようと考えドアに手をつけた矢先に奴等を誘う音のせいで出れない。

桐恵「ああああ!早くこんなせめぇとこ出てぇよ!」

ずっと奴等が出てきてからいるせいで気が滅入ってきた。早く出て新鮮な空気が吸いたい…。

角真「うるせぇな~あいつらがお前の声に気付いて来たらどうすんだよ?」

桐恵「あぁ?心配ねぇだろ?このドアも頑丈な造りだし奴等が入ってこれる入口もこのドアだけ…」

そう入口=出口だ。窓もないから密閉空間最悪だ。

角真「たくっ…お前口悪いし目付き悪いし胸もないし女の子らしいとこねぇよなぁ…」

桐恵「おい…最後のは聞き捨てならねぇなぁ?誰のがねぇんだ?ん?」

さらにはこのムカつく男と一緒だとは……世界が終わったことよりも人生最大の不幸なんじゃないかと思う

鳴「ま…まぁまぁ……二人とも仲良くしなきゃ!す…少し落ち着こう?ね?」

そう言えば、私以外にも女の子がいたな。塚原鳴だったか…?あまり喋らないから忘れていた。

桐恵「……わかったが、外出たら覚えとけよてめぇ!鈍器持って叩き割ってやる!」

角真「上等!返り討ちにしてやらぁ!」

鳴「な…仲良く……なれなそう…」

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しばらく書いてなかったなwww
主人公を増やしてみた。今度は女主人公でーす。やはり強気な女の子←あと貧…言ったら怒られそうだから言うのは控えとこう。
コメ頂戴なのです←