ここのところ雨の日続きで。
自転車通勤も一区切りな朝はクルマのオイル交換でもしておこうか。
いつもの場所のいつもの光景
冬が近くなるとお外でオイル交換その他作業するのも寒くて。
晴れた日にやりたいところだけど交換距離も近づいてきてるし、今週末は雨予報でクルマ通勤になりそう。
今日のうちにやっつけようと思う。
ミニのドレンボルトは24mmで代用可
ローバーミニのドレンボルト(エンジンオイルを下抜きする際に外す栓のようなボルト)のサイズは15/16インチ(=23.8mm)。
インチ工具はそこそこ揃えてるけどミリ工具(24mm)でも代用可(自己責任で)。
トルクがかかる箇所のボルトやナットを外すときはモンキーやオープンスパナは避けた方がいい。
ちなみに「オープンエンドスパナ」は先端が開いた鳥山明レゴの人の手みたいな形。
写真の閉じた(輪っか状のもの)のは「ボックスエンド」という名称。
昭和な職人呼びは「メガネ」
フォグライトは倒すだけ
ミニはオイル交換時に作業効率を上げるためグリルを外す場合が多い。
グリル前にフォグライトがついている場合はライトを外すか、ボルトを緩めて前傾させて逃げを作る。
このクルマのボルトのサイズは1/2インチ(13mmでも代用可、自己責任)
オイルエレメントはこの位置(白い筒状のもの)に
長らくデリバリーパイプからのオイル漏れに悩まされ続けてきたMTエンジンのオイルエレメントはやっと最終モデルでエンジンブロックに直付けになった。
そのため大型ヒューズボックスを外して逃げ道を作ればグリルは外さなくてもおりうエレメントの交換作業はできる。
とはいえエレメントを外した際に垂れたオイルを掃除するにはグリルは外した方が断然楽。
だからミニの定番ドレスアップパーツには「グリルボタン」と呼ばれる工具無しでグリルを外せる大きめのネジがあるんだね。
97年式以降はエレメントの品番も違う
オイルエレメント(スピンオン式)とはエンジンオイル内の異物(スラッジ=鉄粉やゴミ)を濾過するフィルターのこと。
毎回とは言わないけどオイル交換2回に1度は交換して差し上げてください。
僕は毎回交換しちゃうけど。
品番はGFE405だったりそうじゃなかったり。
〜96モデルのMTエンジンならば国産トヨタ4AG用のエレメントで代用可能。
同じミニでもAT車(オートマチック車)は内部の濾過紙のみを交換できる「カートリッジ式」で、作業にはややコツが必要。
使用オイルのグレードはSM5W-50
ミニのエンジンオイルは○○を使わなきゃダメ的なブログってよく見かける。
どうしてそこまで拘るのか、初めての人は不思議だと思う。
個人的には化学合成でも鉱物油でも使っちゃうけど「違いのわかるオトコ」ならぜひとも拘ってほしい。
ただ、ミニ(ローバー、BMC)のエンジンは「エンジンオイルとデファレンシャルオイル、トランスミッションオイルを共有している」のであまり長い交換スパンではミッションその他に深刻なダメージを負いかねないので注意されたい。
乗り方や使う回転域、走行頻度にもよると思うけどおおよそ3,000〜5,000kmで交換してあげてください。
ちなみに画像のオイルは化学合成油 SMグレード 5W-50 4Lで2,480円。
抜き取ったエンジンオイルは廃油扱いで然るべき処置方法を
廃油は基本的に再利用できないので然るべき処置方法で処分する。
むかしの整備工場ならば廃油を燃料とした暖房に転用できるけど個人でそれを持ってる人は少ないと思う(間違っても石油ストーブには入れないで!)。
ポリ缶に一時保管
抜き取ったエンジンオイルは廃油処理用のアレに染み込ませて可燃ゴミとして廃棄するか、大きめの容器に一時保管して廃棄業者(ガソリンスタンドや整備工場など)に廃棄依頼する。
けっして川や田んぼに流しちゃダメ!
フォントがオカシイ
前回交換積算距離は222,780.2kmだったので3,933kmで交換したことに。
なんで文字のフォントが恐ろしい系になったのかは不明。
2017/10/17 記