せっかくBBを交換したのにまだ微妙にパキパキがおさまらない。
ベアリングの取り付けは大丈夫だと思うけど…。
 
 
そこで別の手持ちペダルに交換してみてようすを見ようと思ったらパキパキしなくなった。
どうやらパキパキの原因は他にもあったようで…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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今回の異音はパキパキというよりチッチッといった感じで
 
 
自転車(ロードバイク)のペダルは大きく分けて2種類ある。
普通の運動靴で使うことのできるいわゆるフラットペダルと、靴底の専用鋲(クリート)でシューズとペダルを固定するビンディングペダル。
 
用途と車種によっておおよそ決まってくるけど僕の場合ロードバイク(CAAD8)でも普段のお買い物にも行くので普通の運動靴でも乗っていたい。
運動靴でビンディングペダルのままでは(乗ることはできるけど)あまり快適ではないので片面がビンディング(SPD)、反面はフラットペダルという「片面SPDペダル」を選んだ。
 
今回はそのペダル「軸」の分解・清掃のお話。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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これが片面SPDのペダル PD-A530
 
 
ロードバイクでビンディングペダルというと(シマノの場合)大抵はSPD-SLという固定力の強いビンディングペダルを装着しているかと思う。
しかしSPD-SLシューズはソール(靴底)が屈強でクリートが突出しているため歩行にはあまり適していない。
理由はエイドステーションや観光での歩行を楽にしたいのと 道中のクルマの運転時もシューズの履き替えが面倒でラクをしたいから。
 
そのSPD面の反対面がサンダルや運動靴でも普通にペダリングできるフラット面になっている「片面SPDペダル」をつけている(単に取り外しが面倒なだけ)。
これなら普段使いでサンダルでも運動靴でも、サイクリング時はSPDシューズで…と両方いいとこ取り(だと思っている)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ペダル軸の分解、まずはここから
 
ペダル軸の分解にはTL-PD40という専用工具で軸根元の樹脂製部品を軸ごと抜き取る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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Tighten…締め?
 
 
側面には締め方向の矢印があるのでそれに逆らえば緩めることができる。
先の専用工具がなければカラスグチ(WPプライヤー)などで咥いでギュッと…。
あまりチカラを込めると樹脂製のパーツを損傷してしまうので注意。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ペダル軸を抜き取るとドロッとしたグリスが
 
 
軸を抜き取るとその先にいくつものナットやベアリングがついている。
抜き取る順番を忘れないように、順に並べておくといいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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軸シャフトを15mmのオープンで固定し、ロックナットを7mmのボックスで外す。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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次に玉抑え?を10mmのレンチで
 
 
この玉抑えの調整如何でペダルの回転は軽やかにも重たくもなる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ベアリングなど極小部品が多いので紛失しないように!
 
 
パーツクリーナを噴霧する場合は「茶こし」などにナットを入れて紛失しないようにしながら洗浄する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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外した順番を間違うと入らなくなる
 
 
分解した細かいパーツは無くさないように注意しつつパーツクリーナーなどで洗浄。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ベアリング玉の入る箇所は2つ
 
ゴマツブよりも小さなベアリング球の大きさは変わらず、1箇所に12個づつ、2箇所に収められる。
各パーツにグリスを充分に湿布し 回転が渋くならないように、かつスムーズに回るように玉押し調整を繰り返して封入。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これがまた玉押し調整がなかなか決まらないんだ。
 
 
 
 
 
 
2017/07/27     記